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[日記/2011/February]

「なぜ大手メディアは報じないのだろう?」まとめ? / 2011-02-19 (土)

それは、このつぶやきから始まった。

中島麻美さんの twitter より

なんでも文末に「大手メディアはなぜ報じないのだろう?」とつけるといきなり社会派なツイートになる運動を実施しています。ハッシュタグつけました。なぜこの運動を大手マスコミは報じないのだ? メディアの怠慢は深刻なところまできている #nazemedia
2/12 午後 5:44 webから

てな訳で、「なんでも」「いきなり社会派なツイートになる」との表記から理解して頂けるとは思いますが、どちらかと言えば社会派ではない記載の文末に「大手メディアはなぜ報じないのだろう?」との趣旨の記載と「#nazemedia」のハッシュタグをつけて社会派なツイートに見せかけようとする運動(要するには「お遊び」)であるわけですね。

「#nazemedia」のハッシュタグをつけられたツイートのうち、面白いものは「なぜ大手メディアは報じないのだろう」 #nazemedia 個人的セレクトにまとめられています。
上記以外にも、

科野前たーくさんの twitter より

巴マミさんは人々のために魔女と闘いその命を落としたというのに、なぜ大手メディアはその事実を伝えようとしないのだろうか。 #nazemedia
2/12 午後 11:52 jigtwiから

のように、今放映中のアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」を知っている人ならわかるネタなどが流れていました。

さて、こんな訳で「#nazemedia」のハッシュタグは「お遊び」として使用されてはじめたわけですが、そのうち、真面目に「大手メディアはなぜ報じないのだろう?」と各人が思っている内容もツイートされるようになってきました。
内容としては「もっとも」なものもから「陰謀論」まで様々でしたが、「お遊び」としての「#nazemedia」とは相容れない内容には違いありません。

そのような中で、2月17日には、産経新聞で「なぜ大手メディアは報じないのだろう」との題で取り上げられました。後半の記載が「#nazemedia」の件を指すものと思います。

msn産経ニュース 【今週のネット語】「なぜ大手メディアは報じないのだろう」

自分の関心事をマスコミが報じないと憤るユーザーの決まり文句。文末につけることで、社会派的な発言にする遊びがツイッターで展開中
2011.2.17 07:50

とは言え、上記報道時点では真面目に「大手メディアはなぜ報じないのだろう?」と各人が思っている内容の方がよくツイートされているのが現状で、逆に「遊び」という部分に違和感を持っている方もいらしたようです。

個人的には、上記のいわれからして「#nazemedia」のハッシュタグでまじめなネタは野暮とは思うのですが……真面目に「大手メディアはなぜ報じないのだろう?」と各人が思っている内容を流すのに適切なハッシュタグが今まで無かった(のでしょう)から、やむを得ないと言えばやむを得ない流れなのかも知れませんね。

おまけ

もし、私が「#nazemedia」のハッシュタグでまじめなネタを流すのならば、
「ケーブルテレビ受信者はNHKと受信契約を締結する必要はなく、逆に受信契約を解約する義務がある。大手メディア・特に広告がないのでスポンサーから独立して放送内容を決定できるNHKはなぜこのような重要なことを報じないのだろう?」
ですよねぇ。
なお、本日時点では平成二十二年法律第六十五号の受信契約に関する改正部分は施行されていないので、ケーブルテレビ受信者はNHKと受信契約を締結する必要はありません。

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1: 通りすがり (2011/03/06 18:15)
こんにちは。
地裁でCATV契約者がNHKに負けてしまったようですね。
(CATVであっても受信機を廃止しないと契約を解除できないらしいです??)
控訴するようですが、高裁では逆転するでしょうか?
2: nonki (2011/03/06 18:40)
「負けた」判決がどの地裁のどの判決か、本人訴訟か弁護士つきか、どのような経緯かが気になりますね。
弁護士つきで負けたのならともかく、本人訴訟は訴訟のやり方が下手で負けることがありますからね。
3: 通りすがり (2011/03/06 20:52)
本人訴訟のようで、2chでも報告されていました。
CATVは放送法適用外のため契約の錯誤無効か解約の成立を主張したようですが、
「原告に対し契約解除を通告したというが、被告は現在ケーブルテレビ会社と契約し、受信機は保持していることを自認しており、契約は維持されている」
と却下されてしまったようです。
4: nonki (2011/03/06 22:42)
受信料裁判に挑む( http://blog.livedoor.jp/koumeiseidai/ )の方が行っている訴訟の件ですかね。
この方の書き込み内容から推測するに、弁護士をつけずに訴訟を継続して勝訴するのは困難と考えます。(例えば、「受信規約に定める受信機を設置したことがないので未だ受信契約は成立していない」などと主張すべきだが、そのような主張をしていない模様であるなど、不備と思われる点がある。)
勝つ気ならば、通常は「弁護士をつけて訴訟を行う」事をお勧めします(ただ、一審判決が出た後で体勢を立て直すのは、一審から弁護士の先生がいる場合より難しいとは思いますがね)。
5: 通りすがり (2011/03/07 21:42)
そのブログです。12/21の日記をみると、けっこう言うべきことは言っていると思うのですが、それでも弁護士つけないと負けちゃうんですね。
弁護士つけるとその費用だけで請求額を上回るだろうから、それも難しい。
裁判で勝てなければ、NHKに「CATV受信者は解約する義務がある」と認めさせることはできないし……。
現実は厳しいですね……。
6: nonki (2011/03/07 23:10)
12/21の日記は見た上で、上記の通り不十分な主張であると考えています。
本来であれば「○○と書けば勝てるよ」みたいな記事をうちのブログにでも書くなどして助言してあげたいのですが、一審が出た後のこの状況から挽回するのはかなり困難でして、残念ですが私の能力では無理と考えます。弁護士のお力を借りても勝訴できるかどうかは不明ですが、勝訴するには弁護士等の専門家のお力を借りる必要があると考えます。
私がもしこの方と個人的にお知り合いで、現時点で相談されたなら、費用的な問題もありますから『一回和解して過去の「受信料」を払った上で、TVを知人にあげるなどして受信機を廃止する。以後は受信契約を締結しない。』事をお勧めするでしょう。
7: 通りすがり (2011/03/07 23:31)
ちょっと長くなりますが、12/21の日記には以下のように書かれています。
・原告は、説明し理解の元契約したとするが被告はそれを否定し錯誤による契約の無効を訴える
・原告は、CATV加入者にも放送法32条が無線通信に限定されていないため契約義務に何の影響を与えないと主張するが、被告は放送法第2条1号の定義で、「放送とは、公衆によって直接受信されることを目的とする無線通信の送信を言う」と明記され、そしてCATV放送は無線通信ではなく有線放送であるため放送法32条はCATV加入者には当てはまらないと主張する
・またCATV加入者が受信設備とするテレビを設置していたとしても、CATV放送の視聴を目的とするのであって放送法32条の後述「ただし、放送の受信を目的としない受信設備はこの限りではない」にあてはまり放送法32条にはかからない
この主張と「受信規約に定める受信機を設置したことがないので未だ受信契約は成立していない」との違いがよく分からないです。
8: nonki (2011/03/08 00:29)
一度、日本放送協会放送受信規約を読んだ上で、以下記事をお読み頂ければよいかと思います。
http://nonki.ffvv.net/bbs/20100310222231.htm
http://nonki.ffvv.net/NHK/n200907302300.htm
つまり、お互いに納得して受信契約を締結していても、日本放送協会放送受信規約による受信契約は「受信機の設置の日に成立する」契約である以上、NHKは契約始期と主張するタイミングに受信機が設置されていたことを証明しなければならないはずです(両者が設置されていたことを認めている場合を除く)。
形式上契約したのであれば、受信規約も戦場となります。そこでも放送の定義を放送法からもってきて主張を展開することが出来るのですが、「受信料裁判に挑む」の方はそれを行っていた形跡が無く、それゆえ負けたのではないかと考えています。
9: 通りすがり (2011/03/08 22:36)
なるほど、少し理解できた気がします。説明ありがとうございました。
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[日記/2011/February]

「災害の一日前に戻れるとしたら、何をしますか?」 / 2011-02-11 (金)

今日は建国記念の日ですが、特に関係ない話題です。
この前、「災害の一日前に戻れるとしたら、何をしますか?」と被災者に聞いてみたページがすごい - リアリズムと防衛を学ぶを見ました。

私自身はと言えば……阪神大震災の前日を思い出してみます。

1995年1月16日は月曜日でしたが、前日が成人の日だったため振り替え休日で休みでした。
故に1月16日は朝起きてから家で過ごしていたのですが、昼頃に両親と一緒に尼崎市のスーパー銭湯に行くことになりました。スーパー銭湯へは車、それも阪神高速の神戸線を通って往復しました。
家に帰ってニュースを見ると、なにやら小さな地震が起きていたとのニュースを見ましたが、高速道路を走っていたからか特に地震があったことには気づきませんでした。

次の日である1995年1月17日には阪神大震災がありましたが、住んでいる地域が被害の少ない場所だったこと、家が新しく比較的丈夫などの理由から、当家で人的被害はなく、物的被害もたいしたことはありませんでした。

上記を踏まえて「災害の一日前に戻れるとしたら、何をしますか?」との質問ですが、震災発生が十数時間前なら尼崎の風呂屋に裸で閉じこめとか、阪神高速神戸線から車でダイブとかの結果になりかねなかった身としては、幸運に感謝しつつ「同じ事をする」と答えるのみなのですよ。