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[rNoteメモ/2022]

rNoteを静的サイト構築ツールとして使用する / 2022-03-27 (日)

昨日(2022年3月26日)、関西新文化振興会 公式サイトを再構築しました。その際、rNoteを静的サイト構築ツールとして使用することとなったので、その手順をここにメモします。

rNoteとは

rNoteは2004年に公開されたblogツールで、ずいぶん前に更新が終了しています。基本、php4上で動かす前提で作られており、php5では動きますが、php7以降では動きません。以前はphp5が動くレンタルサーバが多かったものの、最近は減ってきていることから、別システムへの移行を検討しました。しかし、設定を色々しており移行も面倒だったため、rNoteを自宅Windows10上で静的サイト構築ツールとして使用して、必要ファイルをサーバにアップロードすることにしました。

本記事の前提条件

本記事の前提条件は、現在公開中のサイトをrNoteで構築している、独自ドメイン(以下の説明では example.jp とします)を使用している、そのサイトでは内容によって構成を変えるとか色々していて単にWordPressなどへの移行をするにはかなりの手間がかかる、つっこみ(コメント)や掲示板機能を使用しない、手元にWindows10があるのでそれを使用するといったあたりです。rNote の一般的な使用法については、本記事では説明しません。なお、移行前に掲示板等を使用していても、この手順で移行後に掲示板等を使う気がなければ大丈夫です。
なお、今から新規にサイトを作る方は、WordPressなり、静的サイト構築ツールなりを使って自由に作れますので、この記事は参考にしなくて良いと思います。

手順

本手順を、手元のWindows10から行います。手順の都合、全て同じマシンで行うのが良いでしょう。この手順は、記事を増やすごとに実施することになります。ただし、①から④と⑨は、一度実施したらPCを変更するなどしなければ実施する必要はないはずです。

① 手元のWindows10にxamppをインストール

XAMPP のダウンロード・インストール方法と基本的な使い方あたりの記事を参考に、php5が使用できる xampp-win32-5.6.30-1-VC11-installer.exe あたりを手元のWindows10にインストールします。
以下では、インストールフォルダを D:\TOOL\xampp であるとします。

② .htaccess ファイルの設定

rNoteの rnote.php ファイルと同じフォルダにある .htaccess ファイルの最後に、以下の1行を追記します。

php_flag display_errors off

①の環境でrNoteを動かすと結構な数のエラーが表示されますが、軽く確認したところ問題ないエラーしか出ていないようなので、表示しないように設定します。思ったように動かず、原因が不明で困った場合は、この記述を消してみてエラーメッセージに向き合ってもいいかもしれません。

③ httpd-vhosts.conf 設定

D:\TOOL\xampp\apache\conf\extra\httpd-vhosts.conf に以下を追記します。

<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot "D:/TOOL/xampp/htdocs/example.jp"
    ServerName example.jp
</VirtualHost>

④ HTTrack Website Copier のインストール

【httrack】ホームページを丸ごとダウンロードできる便利ツールあたりの記事を参考に、HTTrack Website Copier を手元のWindows10にインストールしてください。

①から④までは、一度実施したらPCを変えるなどしなければ実施する必要はありません。

⑤ 手元ファイル準備

「D:\TOOL\xampp\htdocs\example.jp」フォルダを作成した上で、手元にあるサイトを構成するファイル一式(rnote.php ファイルを含む一式)をフォルダ構成を保ったままコピーします。2回目以降は、変更するファイルのみ触ればいいはずです。

⑥ Apache稼働・hosts ファイル変更

「スタートボタン」→「XAMPP」→「XAMPP Control Panel」をクリックし、Apache の右側の「Start」ボタンをクリックします。

C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts ファイルを管理者権限で開いたメモ帳で開いて、最後の行に

127.0.0.1 example.jp
として保存します。以後の作業の都合、ブラウザのキャッシュは消しておいた方が良いと思います。

⑦ rNoteの再構築

管理者ツール( rnoteadmin.php )にブラウザで独自ドメインを指定してアクセスし、CREATE LOG CACHE をクリックした後に、サイトを再構築します。ここでは、hosts ファイルを変更しているので、自分のマシン上に構築されたサイトにアクセスしています。勘違いしないように注意してください。

⑧ サイトの一括ダウンロード

HTTrack Website Copier にて、http://example.jp/をまるごと 「D:\www\www-htdocs」(例) にダウンロードするよう設定して HTTrack Website Copier を終了します。必要に応じて、【httrack】ホームページを丸ごとダウンロードできる便利ツールあたりを確認して作業してください。こちらも、hosts ファイルを変更しているので、自分のマシン上に構築されたサイトにアクセスしています。勘違いしないように注意してください。

「D:\www\www-htdocs\example.jp」(ダウンロード設定次第で細部は異なります)フォルダにある「hts-log.txt」を見て、

22:17:32	Error: 	"Not Found" (404) at link example.jp/img/abcde.pdf (from example.jp/abcdefg/)
などとなっていた場合は、「D:\www\www-htdocs\example.jp\example.jp\img」フォルダに「abcde.html」ファイルがあると思います。これは、404エラーの時のファイルですので次の⑨で404エラー処理が行えている場合は「abcde.html」ファイルを消して大丈夫です。時間があるなら、元のrNoteを構成していたファイル群の内容を確認して、不要なリンクを消した方が良いとは思います。

⑨ 公開用 .htaccess ファイル準備

このままでは、公開するファイルに .htaccess ファイルがないことになります。「D:\www\www-htdocs\example.jp\example.jp」(ダウンロード設定次第で細部は異なります)のルートになる index.html ファイルがあるフォルダには、.htaccess ファイルがないはずです。そこで準備します。

ここでは、公開用 .htaccess ファイルを「D:\www\www-send\example.jp-temp」(例)に保存することにします。まず、「D:\TOOL\xampp\htdocs\example.jp」フォルダの .htaccess ファイルを「D:\www\www-send\example.jp-temp」フォルダにコピーします。このとき、404、500等のエラーの際に表示するためのエラーファイル(例:error.html)がある場合は、それもコピーします。

以下、コピーした .htaccess ファイルを編集します。まず、②で追記した「php_flag display_errors off」は不要ですので、コピーしたファイルからはこの行を削除します。RewriteRuleの内、rnote.php が含まれる行も全て削除します。「DirectoryIndex rnote.php」の行は、

DirectoryIndex index.html
と書き換えます。
そして、今書き換えた「DirectoryIndex index.html」の一つ前の行に、
RedirectMatch 301 ^([^.]*[^/])\.htm$ $0l
を挿入します。これは、rNoteが*.htmでファイルを作るのに対して、HTTrack Website Copierでファイルをダウンロードすると*.htmlとなるため、googleなどから以前のURLで飛んできた人に対して適切に転送するための設定です。ちなみに、当方環境では上記でちゃんと動いていますが、RedirectMatchについてはあまり詳しくはないので、うまく動かないときは自分で調整してください。

⑨は、一度実施したら通常は実施する必要はありません。

⑩ Apache停止・hosts ファイル変更

「XAMPP Control Panel」のApache の右側の「Stop」ボタンを押して、Apacheを停止した後、「XAMPP Control Panel」を終了します。

C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts ファイルを管理者権限で開いたメモ帳で開いて、最後の行にある「127.0.0.1 example.jp」を

#127.0.0.1 example.jp
と変更して保存します。以後の作業の都合、ブラウザのキャッシュは消しておいた方が良いと思います。

⑪ データアップロード

「D:\www\www-send\example.jp」フォルダを作成し、「D:\www\www-send\example.jp-temp」フォルダと、「D:\www\www-htdocs\example.jp\example.jp」フォルダの内容をコピーします。2回目以降は「D:\www\www-send\example.jp」フォルダを一旦空にしてからコピーした方が良いと思います。

後は、「D:\www\www-send\example.jp」フォルダの内容をftp等でサーバにアップロードすれば作業終了です。2回目以降は、サーバ側のhtmlファイルを一旦全て削除するか、少なくともindex????.htmlとなっているファイルは消してからコピーした方が良いかもしれません(未確認)。後はブラウザでサイトが正常に表示されているか確認すれば大丈夫でしょう。

なお、3月にブログを更新するのは、なんと2010年以来となりました。


[rNoteメモ/2022]

とうとうrNoteからの移行を決意 / 2022-01-17 (月)

2022年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1月にブログを更新するのは、2016年以来となります。

さて、1月17日と言えば阪神淡路大震災が発生した日でもありますが、今日はその話題ではなく、blogを構築するために使用しているツールをrNoteから別のツールへ移行することを決意したという話をします。

実は本サイトが稼働しているlolipopにおいては、今しばらくrNoteが稼働するphp5を非推奨ではあるが使用できるようです。しかし、私がrNoteを使って構築している別のサイトである 関西新文化振興会 公式サイト( http://knpa.info/ ) が稼働しているサーバの方が先にphp5を使用できなくなることが判明しました。
まあ、lolipopのサーバは、まだ作成できるフォルダや容量に余裕があるので、knpa.infoドメインに付属している無料サーバからlolipopサーバにknpaのデータを移すのも手ですし、何なら銀杏の木の冬星さんのようにrNoteを改造してphp7以上で動くようにすることもできるでしょう。しかし、現状では自分でこれをするほど時間はとれないので、WordPressあたりに移行しようかと考えています。

まずは、関西新文化振興会 公式サイト の方を今年(2022年)3月中に別のブログツールに移行する予定です。nonki@rNoteの方は、今年中をめどに移行したいですね。移行後のブログ名は、「nonki@WordPress」とかになるのかなあ?まあ、本サイトは商業ブログサービスあたりに内容を全部貼り付けるとかでもいい気はしているんですがね。

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[rNoteメモ/2016]

カウンタとりあえず再稼働させました / 2016-01-03 (日)

2016年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1月にブログを更新するのは、何と2011年以来となります。

さて、しばらくカウンターを止めます (2015/12/23)の記事でお知らせしたようにカウンターを止めていましたが、先ほどカウンターを復旧しました。

php用の使い勝手の良さそうなカウンタプログラムが見つからなかったので自作したのですが、前と違ってカウンタ画像1枚ずつに1つphpプログラムを動かしていますので、今の貧弱なサーバ上では負荷が重くなってしまいました。
何回かF5キーを押してリロードしているとサーバ負荷が重すぎて画面が白くなるかもしれませんが、その際は数秒待ってからリロード願います。(カウンタの動作チェック中に、何度か画面が白くなりました。)

自作スクリプトをphpで組むのはほぼ初めてなこともあり、かなり効率悪いプログラムですが、その割に引数に変な値を与えられてもクリティカルな問題が起きないようにはチェックしています。根本的に負荷を下げる方法も思いつかなくはないのですが、それをするには結構時間かかりそうなのでまた機会があればということにし、とりあえずこれでカウンタの再稼働を宣言することとしました。

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1: nonki (2016/01/08 22:39)
結局サーバが「高負荷」で止まったので、サーバをまた変えました。
今度は、私の記憶では2011年以来となるlolipopです。

[rNoteメモ/2011]

アクセス解析ソフト Lunasys を導入 / 2011-07-11 (月)

当サイトでは、従来サーバ側のログを元にしたアクセス解析が実施可能な状態でしたが、サーバ移転後は出来ない状態になっていました。(厳密に不可能かは確認していません。要するに、従来はサーバの管理画面から容易にアクセス解析結果を確認できたのですが、移転後のサーバ管理画面からそのようなメニューが見つけられなかったという程度の話です。)
その対策として、7月6日からアクセス解析ソフト Lunasysを導入しました。

一般的には設置は簡単ですが、当サイトのように rNote を使用する上で RedirectMatch を使っており、かつ rnote.php を置いているディレクトリの下に lunasys を設置する場合は要注意です。(他のブログツール等を使用している場合でも RedirectMatch を使用していれば同様の注意を要します。)
lunasys 設置直後は、アクセス解析結果を見ようとID、パスワードを入力すると rNote のエラー画面を拝むことになりました。
これを回避するには、lunasys ディレクトリ直下の .htaccess ファイルに「RewriteEngine off」と書いた行を増やせばokでした。

設置完了したので数ヶ月ぶりにアクセスログを確認したのですが、案の定NHK受信料関連の記事にアクセスが集中しているのが見て取れます。最近、NHK受信料関連の記事は手をつけていなかったのですが、2010年11月26日に国会で成立した「放送法等の一部を改正する法律」は2011年6月30日に全面施行されましたし、日本放送協会放送受信規約も一部変更されるなど、めまぐるしく状況は変化しているようです。
今後は、時間があれば旧来の記事に「歴史的文書」と言う注記を表示するようにし、気づいたことがあれば適宜書いていこうと考えています。

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1: 砂倉瑞希 (2011/07/31 20:38)
そういえば話は違いますがカウンターってどこのを設置していますか?

プラグインサンプルだと、リロードすれば1人のカウントがされて
しまいますし、KentWebのを試しにそのまま実装してみましたが
やっぱりリロードすると再カウントしてしまうというrNote使いには
問題ありのものだったのでどこのを使ってるのかなぁ…と。

昨日の記事でネタにしましたがつぶやくボタンとはてなブックマークの
ボタンを出してくれるプラグインを作ってみました。
2: nonki (2011/08/01 00:04)
ようこそいらっしゃいました。
当方では、カウンタとして「CGIでも使えるPNG式画像カウンタ」を使用しています。現在公式サイトは閉鎖されている模様で、スクリプトは公開されていないようですが、作者の桜月さんは「金銭の授受を伴わぬスクリプトの再配布ならびに改造は、著作権表示を消さないことを条件に、自由に行ってかまいません。」とされているので、再配布は可能と思います。
詳細は、当サイトでの使用方法を含めて数日中に記事にしようと思っていますので、しばらくお待ちいただければと。

プラグインの記事を拝見させていただきました。当方では以前に設定ファイルに手を入れて実装してしまいましたので使用することはないかなぁとは思います。
あと、Anti Spam Key実装時に携帯電話用のスキンを確認したか覚えていないのに気づきましたので、そのうち確認しないとね。
3: 砂倉瑞希 (2011/08/04 06:08)
カウンタはやっぱり何を使っても同一IPからリロードしても
カウントが上がってしまうんですねぇ…。

リロードしてもIP1件につき1カウントが出来るものが望みでしたが
無理なら実装しないで現状維持…かな。

とりあえずAntiSpamKeyに関しては携帯スキンの修正が盲点なので
修正しておかないと携帯からの書き込みが出来ません。

携帯向けへの書き込み機能を提供しないのであれば別ですが。

[rNoteメモ/2011]

カウンタのアイコンが増えました / 2011-01-18 (火)

久しぶりにカウンタのアイコンを増やしました。
今回増えたカウンタの画像は、くろばさんのサイト「前方不注意」で公開されている「けいおん!」、「らき☆すた」、「VOCALOID2/ボーカロイド(初音ミクなど)」のアクセスカウンター用画像です。

アクセスカウンター用画像を公開されているくろばさん、元来の著作権者の皆様に感謝します。

今までのアクセスカウンター用画像も含めて、ランダムで表示されるようにしています。何回かリロードしていると、今回追加したアクセスカウンター用画像を見ることが出来ると思います。