当サイトのbookカテゴリ12冊目は、ファミ通文庫の「学校の階段」です。(といいつつ、前と同じくシリーズ(1-7巻)で書いてしまいます。)
まあ、一般的な書評はよそでやってもらうことにして、私の観点から見るならば、この作品は生徒の自治に対する作家さんのこだわりが感じられる作品です。
書きぶりから見て、作家先生は生徒会の役員経験者じゃないかなぁ。
思えば1巻に当たる「学校の階段」からして、生徒会の設定が無駄とも思えるほど詳しかったし。ライトノベルでありがちな、現実にはあり得ないような大きな権限を持つ生徒会じゃなくて、現実世界にもあり得そうな生徒会であるところがいいですね。
7巻に至っては、ほぼ丸ごと生徒会役員選挙のネタで書いているのに、それなりに楽しめるのはなかなかのものと思います。
学校の階段8が楽しみです。(単にまだ私が読んでいないだけで、既に発行されています。)
タイトル: | 学校の階段 |
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著者: | 櫂末 高彰 |
出版社: | エンターブレイン |
発売日: | 2006年1月 |
定価: | 580円(+税) |
ISBN-13: | 978-4757725980 |