私がサイト更新していないあいだに麻生さんが首相になりましたね。
さてそうすると、気になるのは新テロ特措法改正案(給油法案)の行方です。何せ給油法案を通す見通しが立たなかったことが福田首相辞任の真の原因ともされていましたからね。
そうすれば、当然、麻生首相も給油法案を通すのに苦労していると思ったのですが新聞記事によればそうでもないようで……
新テロ特措法:改正案、衆院審議入り 特別委、20日に採決(毎日新聞 2008年10月10日 東京夕刊)
「野党が過半数を占める参院では否決、衆院で再可決され、24日にも成立する見通しだ。」
給油延長法案、20日に衆院委で採決(日経新聞 2008年10月10日)
「参院では多数を占める野党が早期採決を容認する姿勢を崩さなければ、給油延長法案は今月下旬までに否決され、衆院再可決を経て成立する方向だ。」
新テロ特措法改正案審議入り 20日に委員会採決(産経新聞 2008年10月10日)
「補給活動は中断なく平成22年1月まで継続が可能になる。」
って、あれあれ?あれだけ審議を引き延ばして徹底的に反対すると言われていた民主党がデレてきていますよ。「あなたのために早期採決を容認するんじゃないんだからね!勘違いしないでよね!」って感じでしょうか。
新テロ特措法:改正案審議、「早期採決」が波紋 民主内でも「賛成」と誤解(毎日新聞 2008年10月10日 東京朝刊)
「福田政権下で反対を唱え審議を長期化させたのとは一変し、自ら早期採決を与党側に促す」
「今回は民主党が審議を短縮しようとするあまり、同党の対案の趣旨説明を自ら省略しようとし、与党の要求で行われるねじれぶりだ。」
私もはじめは民主党が給油法案に賛成することにしたのかと驚きました。それにしても給油法案に反対すれど審議を長期化させないことには変わりません。
まさに一緒にデート(解散)したいがためにデレデレな状態ですね。
「そこがかわいい」か「こりゃけしからん」かは皆さんの判断にお任せします。
なんだ。福田さんが総理をやめれば何とかなるじゃん。さすが「あなたとは違うんです」の福田さん。自分自身を客観的に見ることができますからよくわかっています。
でも、そこまで客観的に見るなら、安倍首相退陣の後に福田さんが自民党総裁に立候補しなければよかっただけのような気が……