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[日記/2012/May]

角川スニーカー文庫のカバーをめくっても…… / 2012-05-03 (木)

今年の3月31日に気づいたことなのですが、最新刊の角川スニーカー文庫がカバーをめくっても角川スニーカー文庫であるという、知っている方なら驚くべき事象が発生しています。
何を言っているのかわからないと思うので、写真をつけてご説明しましょう。なお、説明時に使用するのは、「サクラダリセット6」「サクラダリセット7」(著作:河野 裕、イラスト:椎名 優)の2冊です。


説明に使用する2冊。書店で売られているこの状態では特に違いは見当たりませんが……

サクラダリセット6

まずは、従来からの「角川スニーカー文庫」であるサクラダリセット6(2011年12月1日初版発行)のカバーを取ってみましょう。そうすると「角川文庫」と書かれています。後、この写真では見えにくいですが角川文庫の書籍番号も角川のマークの下に記載されています。

表紙も完全に「角川文庫」ですね。

本をめくってみます。右にある絵が角川スニーカー文庫であることを思わせますが、「角川文庫」と書いてあります。書籍番号は17149ですね。

奥付までいきます。写真がちょっと斜めになっていますが許してね。こちらも「角川文庫」です。

「角川文庫発刊に際して」です。

これが今までの角川スニーカー文庫の真の姿です。当ブログの過去記事(わたし的 涼宮ハルヒの解題)でも、以下のように書いています。

表紙に角川スニーカー文庫と書いてある本も、全て角川文庫です。角川スニーカー文庫のどの本でもいいですが、カバーをめくれば全て角川文庫と書いてあります。後、奥付の表記もそうですし、その次のページには角川書店創業者の角川源義の「角川文庫発刊に際して」があるでしょう?

サクラダリセット7

今度は、新しい「角川スニーカー文庫」であるサクラダリセット7(2012年4月1日初版発行)のカバーを取ってみましょう。まず全体の色が白になりました。著者名の下にもこの写真では見にくいですが「角川スニーカー文庫」と書かれています。その下に書いてある番号は、角川文庫の書籍番号と思われます。

表紙も「角川スニーカー文庫」になりました。

本をめくってみます。今までの「角川文庫」とは違う感じになりました。下にも「角川スニーカー文庫」と書いてあります。書籍番号は17338です。

奥付までいきます。こちらも「角川文庫」とは違う感じになりました。横書きになっています。著者名の下に「角川スニーカー文庫」と書かれています。場所が広くなったので、従来BBCと書かれていた製本所が、ビルディング・ブックセンターであることがわかるようになりました。

「角川文庫発刊に際して」です。ここは特に変更ありませんが、左の紙は従来と異なり白くなりました。

これで、角川スニーカー文庫は「角川文庫発刊に際して」と書籍番号以外の全てで角川スニーカー文庫として別に扱われることになったようです。
ネットで調べたところ、2012年2月1日に角川スニーカー文庫は色々リニューアルしているようで、その一環としてこの改革が敢行されたと思われます。

従来から、角川スニーカー文庫ではページ数が足りない時に「角川文庫発刊に際して」を省略すると言う行為が行われていますので、そのような状態になると書籍番号以外の全てに角川文庫の痕跡がない角川スニーカー文庫が出現するわけですね。

著作権について

本記事では、角川スニーカー文庫の変遷をご確認いただくため、角川書店から発行されている「サクラダリセット6」「サクラダリセット7」(著作:河野 裕、イラスト:椎名 優)の2冊の一部を写真に取って使用しております。
後、角川源義の「角川文庫発刊に際して」についても写真に写っております。

本記事に使用しているこれらの写真は、著作権法32条に定める引用の範囲内と認識して使用しております。

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