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[日記/2006/March]

今こそ指揮権発動を! / 2006-03-19 (日)

Winnyとウイルスの組み合わせを原因とする情報漏洩が止まりません。
とうとう、安部官房長官がWinnyの不使用を訴える事態になっています。

開発者によれば、「Winnyは悪くない、悪いのはウイルスであり、感染する人だ」--開発者の金子氏(CNET Japanの記事)とのことですが、同時にWinnyのバージョンアップで対策できることも示唆しています。
それならWinnyをバージョンアップすればいいのですが、開発者はバージョンアップしたことを著作権侵害の幇助とされて刑事裁判中のため、バージョンアップもままならないようです。

政府が特定のことをやめるようにお願いするのであれば、通常は代替手段も同時に提案するのでしょうが、今回は代替手段の案内はない模様です。
内閣官房のセキュリティセンターのWinnyを介して感染するコンピュータウイルスによる情報流出対策についてによれば、「Winnyで入手したファイルは、誰が、いつ、どこで作成したのかもわからない信頼できないファイルです。」とのことです。この主張からすると、他の共有ソフト等で入手できるファイルも信頼できないファイルであることになるので代替手段を案内しない理由となります。しかし、それを言い出せばブラウザでダウンロードできるインターネット上のファイルであっても、サーバの設置状況などによっては怪しいことがあるのですから、わからない人はインターネットにつながないようにしましょうという話になってしまいます。

また、Winnyの不使用の件で代替手段を提示できないのは、開発者自身を刑事事件で訴えている都合上、政府自身が著作権侵害の幇助をしたとされかねない行為は取れないこともあるでしょうね。しかし、単に不使用をお願いするだけでは、Winnyをやめさせる効果は薄いと思います。
それよりも、現在開発者が訴えられているのが対策ができない原因です。著作権侵害の幇助という棄却される可能性がある程度以上の大きさである訴訟に時間をかけるより、Winnyのセキュリティを向上することの方が世の中の情報漏れを減らす観点から重要度は高いでしょう。

このような場合、法務大臣は指揮権を発動して訴訟を取り下げさせる必要があるのではないでしょうか。
事情を良く国民全般に説明して納得してもらうとともに、批判があればそれを甘受するのが政治の責任ではないのでしょうかね?

ちなみに、この件に指揮権発動が法律上可能ではないかと指摘しているのは、弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 - 刑法改正案などが審議入り=凶悪犯罪抑止へ重罰化の記事ぐらいです。それも2004年の記事で、情報漏洩騒ぎを受けた記事ではないのですよ。

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