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[生徒会・学生自治会]

三者自治って実は知りませんでした / 2005-11-27 (日)

某所で三者自治アンケートとやらをやってました。
学生時代に学生自治会で色々やっていた私も、こちらで勝手に参加してみましょう。

Q:
『三者自治』という言葉を大学在学中に聞いたことはありますか?
また、『大学の運営を教授・学生・事務職員の三者が対等な立場で協力しあってやっていく』という考え方を知っていますか?

A:
1.両方とも知ってる。
2.『三者自治』という言葉は知ってる(聞いたことはある)けど、言葉の意味は知らない。
3.『大学の運営を教授・学生・事務職員の三者が対等な立場で協力しあってやっていく』という考え方は知ってるけど、『三者自治』って言葉は知らない。
4.『三者自治』?それは食べ物か?『大学の運営を教授・学生・事務職員の三者が対等な立場で協力しあってやっていく』って何語?ラテン語?

「4」ですね。
古い一橋大学学生自治会の公式サイトで、「三者自治」という用語とその説明を見るまで、「三者自治」という用語は全く知りませんでした。

私は、学生自治会が学生の自治組織として機能しているかどうかは気にしていましたが、大学の運営がどのように行われようと学生に具体的な不利益が出なければ問題ないと認識していました。大学には個別に改善してほしい点があるので要望をし、交渉を行いますが、運営自身に関わる必要性は特に感じていなかったのです。
私の通っていた大学では、学生自治会の役員はおそらくみんな三者自治と言う言葉は知りませんでしたが、大学は学生の意見もそれなりに採り入れつつ運営されていましたね。

まあ、教授も事務職員も大学の使用人には違いなく、一方学生は大学のお客様であることを考えると、三者自治と言うのはお客である学生に対して失礼な話のような気もするのですがね。
日本の一般民間企業では、「お客さまは神様です」とされることが多いのですから。

[ このエントリへはツッコミ出来ません ]
1: ひまわり (2005/11/30 12:04)
私は、少し考え方が違います。学生が大学運営に参加する意義はありますが、三者自治って三者に限定する必要があるのですかね。むしろ政策として進行しているのは、大学運営への外部人材の積極的起用による
経営的な視点の導入です。大学は、教授会自治を盾に外部に門を閉ざすことは許されない、自らの社会的責任を自覚しつつ、その存在を証明する必要があるのでは?大学の自治もそのためにあるのであって、それが自己目的化してはいけないのではないでしょうか。学生の参加もこうした文脈で捉えられないとだめなような気がします。
2: ひまわり (2005/11/30 12:12)
あと、もうひとつ。学生がお客様でいいのかというのは、あると思います。強いて言えば、私は、日本の大学は、お客様扱いではなく、子ども扱いされていると感じます。
文部科学省の特色GPフォーラムに出たことがあるのですが、そのフォーラムでも、学生の参加に関する実践が少ないことが問題として関係者から出されました。海外では、大学運営に学生が参加するのは当たり前であり、理事に学生が就任したり、学内の教員の組織する委員会に学生が出席するのも珍しくありません。その意味で日本の大学は学生を大人として扱っていないのではないでしょうか。
3: ひまわり (2005/11/30 12:23)
さらにもう一丁。私が実感するには、日本の自治会はもう少しレベルアップしてほしいということです。個々の不満をあげつらうようなやり方は生ぬるいというか根本的に学生中心の大学を作ることなんて無理でしょう。
意思決定に参加することはもちろんですが、教職員と一緒に汗をかいて大学づくりを行う「協働」という視点を持たないと。(ラジカルですね。)今年になって岡山大学の「新機軸 学生参画による教育改善」が出されるなどしてきました。こういう実践がもう少し出ないと、各学生の個人的利益云々レベルではなく、大学の教育力全体が下がるのではないかと思います。
4: nonki (2005/12/01 00:35)
この記事は、「三者自治を特段知らなくても問題なかったよな~」という記事なのです。
現在の大学は私立も含めて国の補助金をいただいている立場で、その国が財政危機とされる中、外部を無視した運営はできないでしょう。経営的な視点の導入もそのような流れの中にあるでしょうし、首都大学東京誕生もその流れかもしれません。
岡山大学と言えば学友会を強制解散した大学という認識しかなかったです。このような取り組みをしていると言うことは、学生の意見がよくわからなくなっていたのかもしれませんね。
5: ひまわり (2005/12/01 12:57)
そうですね。少子化の中、大学の数も増え、以前とは質的に異なったかなり多様な学生が大学に入ってきており、大学もそうした学生のニーズをつかみにくくなっているのかもしれませんね。
大学が生き残りのために、学生自治会を利用して学生のニーズを把握するケースも出ているようです。大学によっては、学生よりも大学のほうが自治会の存在を当てにするケースが多いのではないでしょうか。
仮にそうだとすれば、かつての学生運動(学生と大学の対立)ってなんだったのかって感じもしますが。皮肉なものです。
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