みなさん、小学生・中学生などと読書感想文を書かされたと思いますがどうだったでしょうか。
実は私、あの読書感想文とやらが非常に苦手で、毎年1~2日間ほど苦労して書いていたものです。
ところが、悩める青少年に朗報!読書感想文は1行読めば書ける!を読めば何かすらすら書けてくる気がするではないですか。
とは言え、このサイトの作者は実は文学関係についてかなりの知識を持っているようで、読んでなくても知っていることが多いので書くことが多いという側面もあります。
しかし、このサイトは全国の読書感想文嫌いの人々にも、大いに参考になるのではないでしょうか。
私自身はどうだったかというと、まあ色々考えていました。
例えば、図書館にある読書感想文の受賞作などの優秀な文ばかりを集めた冊子の感想文を書くことを画策したことがあります。収録されている感想文の中には、「宇宙戦艦ヤマト小説版を読んで」などの読書感想文が収録された冊子もあり、私は「本当に読書して書いた感想文か疑問だ。宇宙戦艦ヤマトのアニメを見て書いたんじゃないか?」などと感想文を書こうとしていました。(今考えれば、名誉毀損かも?)
他人の感想文に一言簡単な感想を書いて、収録されている感想文の数だけ繰り返せばいいのだから楽なような気がしたのです。しかし、その当時はまじめな生徒だったので、元の作品を全部読んだ上で感想文も読んでから感想文を書く必要があると思いこみ、面倒であると考えあきらめました。
また、南総里見八犬伝を読んで、「勧善懲悪はイイ!」みたいな感想文を書くことも考えました。(いや、最近の文学では、勧善懲悪物は馬鹿にされてるようなので。)
しかし、図書館にある南総里見八犬伝の現代語訳は途中までしか出版されておらず、最後まで読めなかったのであきらめました。(ダイジェスト版は他にもありましたが、完全な現代語訳は他には見つかりませんでした。)
その当時は全部を読まないと読書感想文は書けないという固定観念にとらわれていたのです。今考えれば上記のネタで感想文を書いておけばよかったかなと思います。
結局その年は「読書感想文を推進しよう」みたいな本を一冊借りてきて、その本の記述を取り上げ、私はそう思わないと「感想」を書き、結論は「読書感想文を強制すると読書嫌いが増えるのだ!」という「感想」で締めました。
論文なら自分の主張を証明しなければいけないので手間ですが、感想文なので自分の「感想」は証明不要ですから、案外書きやすかった記憶があります。