前に書いた記事(リブリエは正直どうかと)で、ぼろくそに書いたソニーのLIBRIe〈リブリエ〉ですが、あのころよりよい方向に変化があったようなので思ったところを書いてみます。
リブリエは、現在もBBeBというフォーマットしか表示できない商品ではありますが、データをBBeB形式に変換するコンバータが出てきており、状況は以前より改善されつつあります。
このコンバータが発表されるまでは、リブリエで見れるデータは辞書を除けばTIMEBOOK TOWNの貸本(2ヶ月で読めなくなる)だけだったので、TIMEBOOK TOWNが撤退した場合、リブリエは2ヶ月後には単なるゴミになる危険性があったのです。
これで、青空文庫や、その他インターネットで無料で公開されている各種の文章を見る用途にリブリエを使うことが可能となった模様です。
前の記事では、「せめてtext、html、画像ファイルぐらいは見れるようにしてほしかったです。」と書いたのですが、おおむね上記のコンバータで見ることができるようになった模様で、よい方向に動いていると思います。(実際に読めることを自分の目で確認したわけではないので、「模様」と書いています。)
ちなみに、リブリエで読めるデータを販売しているところは、現在TIMEBOOK TOWNだけのようです。しかし、TIMEBOOK TOWNのデータはレンタルで買い取りがないとか、登録したパソコンとリブリエ以外では読めないとかの消費者をなめた商売をしており、問題があります。
前回は「今回のリブリエは放置し、消費者はそのような製品を欲しがっていないとソニーに知らしめるしかないのだろうと思っています。」と書いたのですが、今回は「リブリエにも、貸本屋ではなく本屋ができるのを期待します。」というコメントにしておきます。まあ、貸本だけと言うこともあり、もうしばらくリブリエは放置することになりそうです。