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[NHK]

放送法改正案は衆議院を通過しましたが / 2010-05-30 (日)

放送法改正案は衆議院を通過しましたが、放送の定義についてネットも加えられるのではないかと疑問視する意見は現在も出ています。総務大臣等は「ニコニコ動画等は放送ではない」などと答弁していますが、問題点は解決していないと見ている人は結構いるわけです。
例えば、信濃毎日新聞の社説もそのような意見の一つです。

放送法改正案 撤回し中身を練り直せ:信濃毎日新聞 2010年5月27日社説より抜粋

放送の定義について法案は「公衆によって直接に受信されることを目的とする電気通信の送信」と定める。これではネット配信に対し、放送法の規制が新たに加えられる心配が否定しきれない。

また、ビデオニュース・ドットコムでは、立教大学社会学部の砂川浩慶准教授にインタビューした映像、「インターネットを政府の規制下に置く放送法改正が衆院を通過:ビデオニュース・ドットコム インタビューズ(2010年5月29日)」を無料配信中です。(リンク先は配信映像の概略をまとめた記事)

インターネットを政府の規制下に置く放送法改正が衆院を通過:ビデオニュース・ドットコム インタビューズ(2010年5月29日)より抜粋

特に砂川氏は、この法案が規制対象を従来の放送事業から、電気通信を使ったすべてのメディアに拡げる内容となっているため、条文を見る限り、ブログやツイッターなどインターネット上の個人の情報発信までが、政府の規制下に置かれることになる点を問題視する。

ちなみに立教大学社会学部の砂川浩慶准教授は、2009年7月に出版された「放送法を読みとく(商事法務)」の著者の一人でもあることから、放送法分野についてもそれなりの知識を有している方であると思われます。
そのような方から、放送法の改正案について「ブログやツイッターなどインターネット上の個人の情報発信までが、政府の規制下に置かれる」との解釈が示されたと言うことは、このような解釈に一定の蓋然性があることを示しているのだろうと考えます。

本当に参議院でもこのまま通すの?

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