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NHK 受信料・受信契約に関する記事一覧

[book/放送・有線放送]

NHK受信料拒否の論理 / 2007-11-05 (月)

bookカテゴリ5冊目は、文庫本です。

「NHK受信料拒否の論理」は、多くの人にNHK受信料の支払いを拒否するという考え方を知らしめた本です。前から一度は読まなければならない本とは思っていたのですが、今回初めて読むことができました。
私が図書館から借りてきた本は、朝日新聞社発行の第4刷(1995年6月20日)です。

私は、著者の本多勝一氏とは政治的なスタンスがかなり異なりますので、NHKの放送内容に関する批判を初めとする記述には同意できない部分もあります。
しかし、いわゆる「受信料を支払って文句を言おう」系の考え方で受信料を払っても、その人の意見がNHKの実際の運営に反映されないことを指摘していたのには私も同感です。

再読する必要は?

私にとって、現在のところ再読する必要はありません。


タイトル: NHK受信料拒否の論理
著者: 本多 勝一
出版社: 朝日新聞社
発売日: 1991年05月
定価: 524円(+税)
ISBN-10: 4022606509
ISBN-13: 978-4022606501
目次: 1 なぜNHKを問題にするか
2 NHK受信料と私
3 NHK労働組合との討論会
4 座談会=NHK批判
5 NHK営業総局との対話
6 付章
付録 資料
旧版あとがき
文庫版あとがき
解説(志賀信夫)

[book/放送・有線放送]

新・放送概論―デジタル時代の制度をさぐる / 2007-10-31 (水)

当サイトのbookカテゴリ4冊目になる「新・放送概論―デジタル時代の制度をさぐる」も、図書館から借りてきた本です。

放送制度の法的な側面について、概要を掴むにはよい本ではないでしょうか。
そのほとんどが、現在の私の興味から離れた事項ですので、一通り読んだ程度にとどまりますが。

再読する必要は?

私にとって、現在のところ再読する必要はありません。


タイトル: 新・放送概論―デジタル時代の制度をさぐる
著者: 片岡 俊夫
出版社: 日本放送出版協会
発売日: 2001年12月
定価: 4800円(+税)
ISBN-10: 4140072024
ISBN-13: 978-4140072028
目次: 第1章 放送に関する基礎的諸事項と放送法総則
第2章 日本放送協会
第3章 放送大学学園等
第4章 一般放送事業者等
第5章 ケーブルテレビの法律
第6章 放送法制から見た電波法規
第7章 欧米の放送制度の変遷
第8章 欧米放送界における新たな動き
第9章 放送ニューメディアの誕生と放送衛星の歩み
第10章 放送衛星による放送サービスのデジタル化
第11章 通信衛星の放送サービス・ケーブルテレビのデジタル化
第12章 地上放送デジタル化への動き

[book/放送・有線放送]

放送法制の課題 / 2007-10-30 (火)

当サイトのbookカテゴリ3冊目になる「放送法制の課題」も、図書館から借りてきた本です。

目次でわかるように、受信料や有線放送についても書かれています。
内容に関しては同意できない点もあるものの、NHKの受信契約や有線放送との関係などについて議論をするのであれば、一度は読んでおいたほうがよい内容と思います。

再読する必要は?

私にとって、何度も読む価値がある本です。
現在購入できるオンデマンド版は、税込みで1万円越えする値段ですので経済的につらいですが、できれば買いたい本ですね。


タイトル: 放送法制の課題
著者: 塩野 宏
出版社: 有斐閣
発売日: 1989年12月 [オンデマンド版 2001年9月]
定価: 6880円(+税) [オンデマンド版 9800円(+税)]
ISBN-10: 4641031185 [オンデマンド版 4641901333]
ISBN-13: 978-4641031180
目次: 第一部 放送の概念と放送事業
 Ⅰ 放送の概念をめぐる一考察
 Ⅱ 放送事業と行政介入
 Ⅲ 放送の特質と放送事業
 Ⅳ 有線テレビをめぐる法技術
 Ⅴ 国内法制からみた衛星放送の問題点
 Ⅵ 再送信の同意権と著作隣接権
第二部 放送と受信
 Ⅰ 放送における受信者の法的地位
 Ⅱ 受信料をめぐる法的問題点
 Ⅲ 有料方式の法的側面
第三部 電気通信法制・放送法制の課題
 Ⅰ 放送法制見直しの背景
 Ⅱ 電気通信法制の展開過程
 Ⅲ 放送政策の動向と課題
 Ⅳ 日本における放送の新秩序の諸原理
第四部 放送大学
 Ⅰ 「放送大学」をめぐる諸問題
 Ⅱ 放送大学法案の検討
あとがき

[book/放送・有線放送]

NHK ―問われる公共放送― / 2007-10-29 (月)

bookカテゴリ2冊目は新書本です。

「NHK ―問われる公共放送―」は、先ほど記事に書いた放送制度の現代的展開などと一緒に図書館から借りてきた本です。

目次でわかるように、国家と公共放送との関係を中心に書かれています。
意識しているのかどうかわかりませんが、著者の政治的立場を前提とした議論が目立ちました。著者と政治的立場を同じくしない人のために、もう一歩引いたところから議論してもらった方が真意が伝わると思います。
第6章の提案内容には興味深いものも含まれるだけに、その点が残念なところです。

再読する必要は?

他の章はともかく、第6章は具体的な提案があるだけに、批判的に見ても面白いですね。まあ、法律変えないと、法律上または政治的に実行不能な提案が多いのが困りものですが。
第6章は再読してもいいかもしれません。


タイトル: NHK ―問われる公共放送―
著者: 松田浩
出版社: 岩波書店
発売日: 2005年05月
定価: 700円(+税)
ISBN-10: 4004309476
ISBN-13: 978-4004309475
目次: 序 章 いま、なぜNHKか ―不祥事・政治介入疑惑の背景―
第1章 国家の公共放送か、市民の公共放送か ―政府と視聴者のはざまで―
第2章 NHKの体質はどのように培われたか ―放送80年の足跡から―
第3章 政府とNHK ―自由と自律は保たれているか―
第4章 巨大化の道と経営戦略 ―危機の構造とデジタル化―
第5章 NHKと視聴者 ―試練に立つ受信料制度―
第6章 市民的公共放送への道 ―再生のために何が必要か―
あとがき

[book/放送・有線放送]

放送制度の現代的展開 / 2007-10-28 (日)

bookカテゴリ1冊目行きます。

「放送制度の現代的展開」は、本体価格が5600円(+税)です。現時点でのAmazonの販売価格は、中古で13000円、新品は品切れと、ちょっと見てみたいぐらいで買って読むのはかなり難しい本です。
よって、当然図書館の本です。

以下の目次からもわかるように、海外の事例と日本の状況を比べた論文が多いです。NHKに相当するような公共放送が無いアメリカの場合を除いて、基本的に公共放送の状況を中心に記載されています。
公共放送が有意義であることを前提として書かれている印象がありました。

再読する必要は?

私にとって、再読する必要は特になし。
再読するとすれば、NHK的な公共放送がないアメリカの事例が書いてある第3章ぐらいですかね。


タイトル: 放送制度の現代的展開
著者: 舟田 正之 (編集)・長谷部 恭男 (編集)
出版社: 有斐閣
発売日: 2001年11月
定価: 5600円(+税)
ISBN-10: 4641129037
ISBN-13: 978-4641129030
目次: 第1章 放送をめぐる制度と実態の概説 (砂川浩慶)
第2章 日本における放送制度改革 (舟田正之)
第3章 米国における放送政策の特質とその今日的課題 (音好宏)
第4章 表現の自由と合衆国最高裁判所のメディア特性論 (安西文雄)
第5章 フランスの放送法制―公共放送を中心に― (橋本博之)
第6章 公共放送の役割と財源―英国の議論を素材として― (長谷部恭男)
第7章 放送市場における公共放送の役割―ドイツの議論を手がかりに (鈴木秀美)
第8章 放送事業をめぐる競争政策上の諸問題 (江口公典)