bookカテゴリ7冊目の「NHK受信料を考える」は、1985年に出版された本で、当時の受信料に関する考え方や問題点が指摘されています。
この本を見ると、現在NHKの問題点として指摘されている点の多くが、20年以上前から指摘されていることがわかります。
また、視聴者の参加を保証するために、視聴者代表からなる<放送民会>を設けること、それが収支予算、事業計画などを審議することを提案していますが、1980年代から現在まで特に制度変更がなかったことはみなさんご存じの通りです。
再読する必要は?
私にとって、現在のところ再読する必要はありません。
タイトル: | NHK受信料を考える |
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著者: | 稲葉 三千男 |
出版社: | 青木書店 |
発売日: | 1985年11月 |
定価: | 1200円(+税) |
ISBN-10: | 4250850439 |
ISBN-13: | 978-4250850431 |
目次: |
第1章 複雑難解なNHK受信料の基本性格 第2章 同様に複雑難解なNHKの基本性格 第3章 電波3法の意義と放送法上のNHK 第4章 戦前の聴取料と戦後NHKの受信料 第5章 NHK支払い・不払いの現実と理論 第6章 ニューメディア時代のNHK受信料 第7章 受信料制度を中心にNHKへの提案 あとがき |