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[日記/2005/March]

ニッポン放送の騒ぎで考えたこと / 2005-03-14 (月)

最近、ライブドアのニッポン放送株大量取得に始まる一連の騒ぎを見て考えたことを書いてみます。

日本の多くの会社には、本当の意味での資本家は、財閥解体後はあまり存在しなかったということです。例えば、フジサンケイグループでは創業一族が途中で追放されています。
このようなところに資本家としての主張を掲げてライブドアが現れたので、混乱が起きているのでしょう。

私にとって長年不思議だった、多くの企業で労使協調路線が成立した理由もこれでわかります。経営者といえども長年その会社で労働者をしている事が多いので、実際上は資本家の代表ではなく労働者の仲間なのです。
資本家に対しては、多くの会社がそれぞれの株式を少しずつ持ち合うことで株の多数を集め対抗していました。この結果、利潤を追求する資本家は経営に口を出させないようになるので、労使間で深刻な対立が生じることは少なくなります。

まあ、これにも悪いところがあって、社員同士に給料であまり差がつけられないので、パートなどの正規でない社員を増やしたり、人件費の少ない子会社を作って仕事の一部をそちらですることになったのでしょう。
最近までは、多くの企業で株式配当が少なく、会社での内部留保が多かったとされているのも同じ理由なのではないでしょうか。
ちなみに社員の給料を増やさずに、保養所の建設など福利厚生につとめるようになったのは、個人にあまり給料として渡しても、税金として取られる分が増えていくだけであった税制の問題が大きかったのではないかと推察します。

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1: 百貨店 (2005/03/28 22:42)
ライブドアに関するコメントはもっとあるかなあ?と思っていたのですが。
またお考えがUPされるの楽しみにしてます。