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[日記/2009/July]

エンドレスエイトで読書感想文 / 2009-07-26 (日)

さて、もうすぐ夏本番の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
最近当サイトに「読書感想文の書き方」を検索して来られる方が季節柄増えているようです。過去に自分の力量もわきまえずに読書感想文の書き方なる記事を書いてしまったのが原因です。
それを名目に読書感想文っぽい駄文を一つ書いてみましょう。

以下の「読書感想文らしきもの」はネタですので、その点ご容赦願います。あと、小説のネタバレの可能性がありますので、涼宮ハルヒの暴走内のエンドレスエイトを未読の方はご注意願います。
なお、2006年にも当サイト内の記事である涼宮ハルヒシリーズで読書感想文にて同様のことをしたのですが、今回はその記事・感想文もどきを一部修正したものです。

エンドレスエイトを読んで
              学年 名前

最近「エンドレスエイトがまだ終わらない」
と言う声をあちこちでよく聞きます。中には
「角川書店・京アニに抗議すべき」という声
も混じっているようです。このようなことを
幾度も聞く内に、エンドレスエイトが、アニ
メ涼宮ハルヒの憂鬱のエピソードの一つであ
り、放送事故でもないのにほとんど同じであ
るが少しずつ違う内容が6回放送されても話
の落ちがついていないことを知りました。制
作会社の元社員の方が演出に関して謝ったと
のニュースも聞いています。なにやら原作小
説もあるとのことでしたので、これを機会に
「エンドレスエイト」が完結している小説を
読んでみることにしました。
涼宮ハルヒシリーズの高校生男女5人組、S
OS団が、プールに盆踊り、花火大会に着ぐ
るみを着ての炎天下のアルバイトと、これで

もかとばかりに夏休みにふさわしい行事をこ
なしていきます。
ところが、話が進むにつれて「終わりなき夏
休み」の真っ最中であることがわかってきま
す。終わりなき夏休みと言えば、子供の夢と
言ってもいい状況だと思います。夏休みには
楽しい事がいっぱいあるからです。
このように、作中でも楽しい夏休みが過ぎて
いくわけですが、行事を全て済ましたところ
で大きな問題が発覚するわけです。
そう、登場人物の1人であり、一人称で物語
を語っていく「キョン」は、八月三十日の夜
に至っても夏休みの宿題を一つもやっていな
かったのです。
私がこれを書いているのは七月二十六日なの
でまだ余裕がありますが、作中の涼宮ハルヒ
のように7月中に宿題を仕上げるのは無理な
状況です。しかし、夏休みは宿題などをする
よりも色々と楽しむべき事が多いのです。旅
行もいいでしょうし、市民プールもいいと思

います。友達同士で肝試しをしてもいいかも
しれません。これらは貴重な時間であって、
断じて夏休みの宿題などにじゃまされるべき
ではないと思います。
それはともかくとして、当然、八月三十日の
時点で宿題が何もなされていないという状況
のまま夏休みは終われないわけです。まあ、
さぼったら本当に夏休みが終わらないという
やむにやまれぬ事情はあるのですが。そんな
こんなで、今回の話の流れとしては、SOS
団の総力を挙げて宿題を実施すると言う運び
になったわけです。
既に宿題を終わらせている涼宮ハルヒ以外の
全員が必死に宿題を行う中で、「終わりなき
夏休み」もついに終わることになります。
作中での、無事に宿題を終えて九月一日を迎
えられたと言う部分を見ると、私も夏休み中
に夏休みの宿題を終えようとする意欲が新た
にわいてきました。

読んだ作品

涼宮ハルヒの暴走 内の エンドレスエイト

後書き

2006年に元原稿を書いたのですが、この時は夏休みの宿題で夏休みの宿題自身に言及するという意味不明なことができる作品として、本作を思いついて記事を作りました。まあ、作中作などメタなネタを駆使する作者なので、感想もメタな方面で纏めてあります。
今回改めて登場したのは、アニメのエンドレスエイトがまた終わらないこと、エンドレスエイトの放送5回目分はまあまあ面白かった印象が残っていたのに、エンドレスエイトの放送6回目分があまり面白くなかったことが原因です。
いわゆる「カッとしてやった。今も反省していない。」ってやつですネ。

上記感想文もどきからは、作品の基調はSFだとか、「終わりなき夏休み」の実態や終了条件とかについては結構切り落としてあります。単なる説明文が延々と続くだけになるでしょうし。まあ、枚数稼ぎが必要であれば、この辺の設定について記載するのもよいでしょう。
この文のテーマから考えると、夏休みの宿題について思うところをさらに書いて字数を稼ぐべきでしょうが、これ以上書くと学校の先生の逆鱗に触れるでしょうから、どうなっても知りません。
実は、今回書き改めるに当たり、始めはもっと夏休みの宿題について書いていたのですが、あまりにひどい内容(笑)になったので、その部分は削除しています。

最後にアニメの未だ終わらないエンドレスエイトですが、この流れだと小説以上に長門有希に焦点を当てる方向で解決するような流れになるのかなと思います。
そろそろ「ケリをつけよう」じゃないか。

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[日記/2009/July]

涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識その6 / 2009-07-19 (日)

今回は、「長門有希のマンション」、「長門有希とアンドロイドお雪」の2本をお送りします。

さて、本記事は、涼宮ハルヒの憂鬱・その元ネタかも知れない作品などに関する無駄かもしれない知識を書き連ねていくコーナーです。とりあえず無駄に掘り下げて行くのが本シリーズの目的となります。
なお、涼宮ハルヒ無駄知識シリーズの一覧は、「涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識シリーズの記事一覧」をクリックしてください。

はしがき(言い訳)

最近更新が途絶えたのは、会社でちょっとあれこれ纏めて発表する必要が出てきたのでそのためです。とは言っても、会社のあれこれを纏めていた最中の8日から12日には記事を書けて、終わった15日に何も書けないというのはどうしたものか。
その後は、「超革命的中学生集団」や「原点回帰ウォーカーズ」の書評(と言うレベルのものではないが)を書こうとして失敗し、無駄知識その6を書き始めるもやはり数度失敗。要するに書けないのですよ。

たぶん、仕事の関連書類を必死に纏めていたうちにモードが変わってしまったのでしょう。そんな状態もそろそろ復帰と行きましょう。

長門有希のマンション

2009年放映第16話の「エンドレスエイト」では、長門有希のマンションから見た景色が色々出ていました。しかし、2006年放送の「涼宮ハルヒの憂鬱5」で判明した長門有希のマンションの位置からの景色とするとちょっとおかしくて。
例えば以下ですが、


アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」2009年放映版第16話、サンテレビで放映された時間では 2009年7月17日 1時26分ぐらいの部分より。

「涼宮ハルヒの憂鬱5」で判明した長門有希のマンションの位置を正しいとするならば、背景の右に見えるマンションは背景の山並みの向きから考えればおそらく見えず、見える場合はもっと大きく見えるはずです。左に見えているマンションに至っては、「そこに このマンションがあるんだよ」とつっこむのが精一杯。
でも、別のタイミングで見える背景は「涼宮ハルヒの憂鬱5」の位置情報にたぶん矛盾しない背景っぽいものも見受けられます。モデルにした建物があるだけに、モデルとなった建物の位置情報と設定上の位置情報、その他のダミー情報が混じって出ているようですね。

まあ、南の方は上空の飛行機を除いて、おおむね嘘だろうと思うのです。特にあんな都会的なマンションはあの位置にないと思いますよ。

当サイト内の参考記事:
長門っちのマンションは……
涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識その1

長門有希とアンドロイドお雪

2chで一回、別のところで一回ほど、長門有希の名前はアンドロイドお雪から来ているのではないかとの書き込みを見たので、今日はその辺の所にふれてみたいと思います。
当サイトでは、過去にもわたし的 涼宮ハルヒの解題などの記事で「涼宮ハルヒシリーズは平井和正先生の幻魔大戦のオマージュではないか」と考えていましたので、平井和正先生の「アンドロイドお雪」から見えてくるところを探ってみます。

「アンドロイドお雪」は平井和正先生の作品です。お雪は作中に出てくる見た目は人間と変わらない女性として作られている特A級アンドロイドです。もとの所有者が死んだことから、もとの所有者の言いつけで刑事である野坂のもとに「押しかける」ことになります。野坂と同居する内に野坂のことが好きになったようで、見た目でよくわかる感情表現はあまりされないものの、内に秘めた感情はすごいものがあったのでしょう。
その結果として悲劇的な結末を引き寄せてしまいます。

お雪は、内に秘めた感情の点から考えると、幻魔大戦の久保陽子にも似た感じの所があり、これらがあわさって長門有希に影響を与えたのだろうと思うのですよ。

なお、周りにはサイボーグ手術で口がきけるようになった猫ダイもいます。
「涼宮ハルヒの溜息」では、一時的にしゃべれるようになっていた猫として「シャミセン」がいましたが、こちらは「アンドロイドお雪」に登場するダイを意識しているのではないでしょうかね。

wikipediaの参考記事:
アンドロイドお雪:ただし、ネタばれ記載もあるので将来読む気のある方は見ない方がよいかも。


[日記/2009/July]

涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識その5 / 2009-07-05 (日)

さて、本記事は、涼宮ハルヒの憂鬱に関する無駄かもしれない知識を書き連ねていくコーナーです。必ずしも作品その物の内容ではないところや、作者の谷川流氏が小説を書く際に脳裏をかすめたかもしれないようなことを無駄に掘り下げて行くのが本シリーズの目的となります。
無駄知識4から時間が空いてしまったのは、某政党がおもろい憲法試案を作ってきたのでアニメとかの記事を書くモードでなくなってしまったからです。書きたいときにはいろいろと書きたいネタがあるもので、実はNHKでも書きたいネタがある状態です。

なお、涼宮ハルヒ無駄知識シリーズの一覧は、「涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識シリーズの記事一覧」をクリックしてください。

エンドレスエイトが終わらない

涼宮ハルヒの憂鬱アニメ版ですが、エンドレスエイトが終わりません。
今回で3回目のエンドレスエイトを放送したのにまだ解決しません。3回ともおおむね同じ内容で細部が違うことの繰り返しですよ。まあ、エンドレスエイトは原作小説からそういう話なんですが、原作小説では最後の回だけが取り出された短編だったのです。これでは来週もエンドレスエイトでしょう。さすがにここまで時系列で並べてきた物語を、今から1期のようにシャッフルすることはないでしょうしね。
2chあたりでは、「28話までエンドレスエイトだろ」とか、ドラえもんが「未来でもエンドレスエイトやってたよ」と言うネタまで投稿されている始末です。

涼宮ハルヒの退屈

涼宮ハルヒの退屈と言えば、涼宮ハルヒが退屈しのぎに野球大会に出るという短編です。始めは普通に試合していたのですが、負けそうになって不機嫌な涼宮ハルヒが閉鎖空間を無意識に作るに至って、SOS団の面々は手を打ちます。バットは誰が振っても必ずホームランとなるような謎バットになり、ピッチャーの投げるボールは慣性、重力、航空力学をすべて無視した軌道でストライクを取っていくなど不自然きわまりなかったのですが、幸か不幸か涼宮ハルヒがそのような不自然に気づくことはありませんでした。

さて、当サイトでは、過去にもわたし的 涼宮ハルヒの解題などの記事で「涼宮ハルヒシリーズは幻魔大戦のオマージュではないか」と考えていましたので、涼宮ハルヒの退屈の元ネタも例によって平井和正先生の幻魔大戦シリーズから探してみます。

角川文庫版「幻魔大戦1」にて、意思の力だけで物体を動かす超能力であるPK(サイコキネシス、念力)を手に入れた主人公、東丈ですが、超能力が使えるようになった日の夜には以下のような妄想をしていました。

丈は退部した野球部に復帰し、PKによるスーパ-投手を想像の中で試してみたが、すぐに飽きて、ワイプの手法で消してしまった。

この“力”はまるで野球ごとき常人の遊びには不均衡だと知ったからだ。いかにPKによる快速球を投げ、超大ホームランを打ったところで、快感を得られなかった。非力な常人たちにとっては、アンフェアというものであろう。

角川文庫版「幻魔大戦1」(平井和正:著)138-139ページ

「涼宮ハルヒの退屈」のアイディア(野球で超能力を使って試合をする)は、この辺が出所のような気がするのです。まあ、古泉一樹は通常空間で超能力を使えませんので、超能力のかわりに長門有希の「呪文」を使っていますが。
まあ、「いかにPKによる快速球を投げ、超大ホームランを打ったところで、快感を得られなかった。」となるはずの所を、それなりに面白い話にしてしまう所は、「涼宮ハルヒの退屈」の作者である谷川さんのすごいところなのでしょう。

やはりエンドレスエイトが終わらない

エンドレスエイトのアイディアについても例によって幻魔大戦シリーズから探してみます。まあ、時間もののSFでよく見られる構成であるというところは別としてですが。
これはある意味で似た状況に陥っていると言うだけで、話は完全に別物です。

真幻魔大戦の14巻(徳間書店:新書)61ページからの記述で、井沢郁江の前世であるソル王女に対して、東丈の前世を匂わせる記述があるルシフェルが「何億年も同じことばっかり繰り返すの飽きた」「ただ視ている」「永劫回帰の呪いを打ち破る方法は知らないから指定できない」みたいなこと言ってました。

幻魔大戦と涼宮ハルヒシリーズの人物対応から言えば、長門有希が飽きる立場に立つのはおかしいような気もしますが、長門有希の「観測者」という立場は「ただ視ている」に一番近く、やむを得ないのでしょう。

ルシフェル君が永劫回帰の呪いから抜けれたのかは、判明する前に真幻魔大戦そのものが終了しているので不明ですが、涼宮ハルヒシリーズのエンドレスエイト(原作小説)ではキョンが日常的なあれをちゃんと行うことで永劫回帰の呪いを打ち破ることになりました。
今度のアニメシリーズでも、最終的には原作通りのオチで永劫回帰の呪いを打ち破ることになるでしょう。まあ、万一最後のオチが原作通りでなくとも、超常現象的な話ではなく、日常的なことを行うことで永劫回帰の呪いを打ち破ることになるでしょう。