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[NHK]

民放で放送法改正案について詳しく報道されないと思っていたら / 2010-06-07 (月)

現在衆議院を通過し、今後参議院で審議される予定の放送法改正案については、あちこちで「インターネットでの情報発信が全て政府の規制下におかれるのではないか?」と疑問視する意見が表明されています。
また、立教大学社会学部の砂川浩慶准教授が「ブログやツイッターなどインターネット上の個人の情報発信までが、政府の規制下に置かれる」との解釈を示しているなどの事情もあり、放送法改正案に関する報道には言論の自由の観点からの解説も期待したいわけです。
(なお、砂川浩慶准教授は2009年7月に出版された「放送法を読みとく(商事法務)」の著者の一人でもあることから、放送法分野についてもそれなりの知識を有している方であると思われます。)

しかし、民放でそのようなネタが出て来ないなぁと思っていたら、むしろ民放は放送法改正案をさっさと通してほしいのでした。詳しくは以下の通り。

「今国会での放送法等改正案の成立を求める」、民放連の広瀬会長が声明(日経ニューメディア)[2010/06/07]より抜粋

法案に盛り込まれた「マスメディア集中排除原則の緩和方針」や「電波の柔軟な活用などの諸施策」について、「デジタル化政策と2008年からの世界不況による広告出稿減で二重の経営的打撃を受けた地方局において早期成立と施行が期待されている」として、早期成立の必要性をアピールした。

民放としては、言論の自由より「マスメディア集中排除原則の緩和方針」や「電波の柔軟な活用などの諸施策」の方が優先度が高いのでしょうかね?
まあ「武士は食わねど高楊枝」までは要求しませんが、放送法改正案に関する報道をして言論の自由についてどうであるかについて触れるぐらいのことはしてもバチは当たらんと思いますよ。

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民放連の話でもあるし、カテゴリがNHKなのは違う気もするのですが、当サイトで放送法関連記事は概ねNHKに格納されているので、当記事もそのようにします。