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[book/放送・有線放送]

NHK問題 / 2007-11-10 (土)

bookカテゴリは、本を読んで簡単なメモを書いていくだけのカテゴリです。
そのbookカテゴリ9冊目となる「NHK問題」は、新書でありながら内容は盛りだくさんな本です。

4章までで、今までの放送の歴史を振り返りつつ、公共性について色々な角度から論じています。
5章では民営化への反論をしています。6章では受信料不払い罰則化へ反論しつつ、どのような公共放送を目指すべきかについて記載しています。

4章にて、ラジオの共同聴取についてふれられていたのは、有線放送に興味を持つ私にとって、大いに参考になりました。

再読する必要は?

私にとって、NHKや放送の公共性について議論する際に、読み直した方がよい本ではないかと思います。


タイトル: NHK問題
著者: 武田 徹
出版社: 筑摩書房
発売日: 2006年12月
定価: 740円(+税)
ISBN-10: 4480063366
ISBN-13: 978-4480063366
目次: はじめに
第1章 「健やか」な日本のラジオ体操―共同性と公共性
第2章 電波監理委員会とウソの効用―組織と公共性
第3章 三木鶏郎と風刺のワナ―アイロニーと公共性
第4章 デジタル放送は何を変えるか―技術の公共性
第5章 何のための受信料制度か―民営化と公共性
第6章 「非国民」のための公共放送論―支配されず、支配しない公共性へ
おわりに