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[日記/2009/June]

涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識その4 / 2009-06-17 (水)

さて、本記事は、涼宮ハルヒの憂鬱に関する無駄かもしれない知識を書き連ねていくコーナーです。必ずしも作品その物の内容ではないところや、作者の谷川流氏が小説を書く際に脳裏をかすめたかもしれないようなことを無駄に掘り下げて行くのが本シリーズの目的となります。
なお、涼宮ハルヒ無駄知識シリーズの一覧は、「涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識シリーズの記事一覧」をクリックしてください。

児童書・涼宮ハルヒの憂鬱

角川グループの児童書レーベルである角川つばさ文庫にて、この6月に涼宮ハルヒの憂鬱が出版されました。ちなみに角川つばさ「文庫」と言うものの新書版で、角川文庫であれば奥付の次のページにある角川書店創業者角川源義の「角川文庫発刊に際して」が無いことからもわかるように、角川文庫とは違う扱いとなっています。

もとよりジュブナイル小説として出版されても違和感がない作風ではないかと思っていましたが、絵をちょっと昔風にすれば80年代の児童書には……ならないか。
だって、初めのページからサンタなんかいないと断言するような児童書が80年代にあってたまるか。その点からは、今時点においても児童書としては十分「画期的な」気がするのに。
さすがに、みくるちゃんを「輪姦」したと言いふらそうとするのはまずかったようで、「いたずら」に表記が変更されていましたが。

振り仮名が増え、一部表記が変更されているだけだそうです。「1999年に一縷の望みをかけていた」みたいな終末思想を前提とした表記もそのままです。今の児童に「ノストラダムスの大予言」など話の前提がわかるとも思えませんが、まあそれはそれでいいということなのでしょう。

出版動機は色々あるようですが、「ツンデレな女の子を大量に発生させようとする角川つばさ文庫の中の人の陰謀に違いない」と言うことにでもしておきましょう。

きまぐれオレンジロード

この前、「きまぐれオレンジロード」こそが涼宮ハルヒの憂鬱の元ネタだ。みたいな書き込みをインターネットのどこかで見たと記憶していますが、私は全体の構成としては違うと思います。むしろ、あえて言うならば谷川流作品の「学校を出よう!」で主人公に超能力者の妹が2人いるところへの影響があるかと。
でも涼宮ハルヒシリーズ中「笹の葉ラプソディ」は、きまぐれオレンジロードの「想い出の樹の下で!の巻」から「そしてダ・カーポ!の巻」までの話と同じく時間ものの話です。男の方が諸事情で時間を戻るところ、結果として女の子の初恋らしいところ、時間を戻ったことが今に影響を与えているらしいところなどの点が似ていますよね。

まとめ

4回目の今日はここまでです。次回も無駄知識をお楽しみに。