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涼宮ハルヒの憂鬱 無駄知識シリーズの記事一覧

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[日記/2009/August]

涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識7 / 2009-08-05 (水)

さて、本記事は、涼宮ハルヒの憂鬱・その元ネタかも知れない作品などに関する無駄かもしれない知識を書き連ねていく無駄知識シリーズの第7段となります。
なお、涼宮ハルヒ無駄知識シリーズの一覧は、「涼宮ハルヒの憂鬱 - 無駄知識シリーズの記事一覧」をクリックしてください。

今回は、「無駄知識シリーズの目指すところ」と「涼宮ハルヒの溜息と超革命的中学生集団」の2つの記事がありますが、「涼宮ハルヒの溜息と超革命的中学生集団」の方には、涼宮ハルヒの溜息のネタばれがあります。
まあ、アニメの1期第一話「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」をちゃんと飛ばさずオープニングからエンディングまで見た人なら知っていることです。なので、アニメ見た人は小説見ていなくても気にしなくていいと思います。

無駄知識シリーズの目指すところ

初回に書いておくべきことだったのかも知れませんが、無駄知識シリーズの目指すところについて少し記載します。

元地元民として気づいたことや、平井和正ファンだったから気づいたこと、すなわち涼宮ハルヒシリーズを見る上では知らなくてもよいのですが、知っているとニヤリとできると言ったところを書いていくシリーズです。
特に、涼宮ハルヒシリーズと平井和正作品の結びつきは、たまにホンの一部についてネット上に記載されていることはあれど、まとまった形で取り上げているサイトがないので、当サイトで取り上げていきたいと考えています。

私は、平井和正作品の影響が見られるのは、谷川流先生がわざと仕込んでいると思っています。しかし、大きく取り上げられる状態でない現状は、言うならば、庵野秀明監督が不思議の海のナディアで宇宙戦艦ヤマトのネタを山ほど仕込んだのにファンが全員スルーしているような状態であるように思っているのです。
つまり、当サイトで取り上げるのは、「気づいた以上は取り上げないとダメだろう」と言う半ば義務感のようなところがあります。

涼宮ハルヒの溜息と超革命的中学生集団

涼宮ハルヒの溜息をアニメなどの前提知識なしに読んだ人であれば、最後のオチに「そう来たか」とびっくりしたはずです。その直前に古泉がある提案をするのですが、こちらも「それはないだろう」もので、さすがに採用は見送られたようです。

キョン発案という最後の手は……
「この物語はフィクションであり実在する人物、団体、事件、その他の固有名詞や現象などとは何の関係もありません。嘘っぱちです。どっか似ていたとしてもそれはたまたま偶然です。他人のそら似です。(以下略)」

ええと。
過去にもわたし的 涼宮ハルヒの解題などの記事で「涼宮ハルヒシリーズは平井和正先生の幻魔大戦のオマージュではないか」と考えていましたので、今回は平井和正先生の「超革命的中学生集団」から見えてくるところを探ってみます。

当サイトで2009年7月22日に紹介した超革命的中学生集団の紹介記事を読んだ方なら薄々関連に気づいているかもしれませんが、「超革命的中学生集団」のはじめの方には「この物語はフィクションである。類似する人物、団体、事件、宇宙人等が存在しても、すべて偶然の一致である。」などと書いています。
つまり、「超革命的中学生集団」のはじめの記述が、涼宮ハルヒの溜息のオチ、そして作中作の「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」をフィクションと宣言する部分の元ネタなのです。

また、作中作の「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」は、登場人物に現実世界の人物(我々から見ると涼宮ハルヒシリーズの登場人物)の名称をカタカナに変える程度でほぼそのまま使用し、配役もハルヒが考えた以上に現実そのままという作品です。
「超革命的中学生集団」は、(我々から見ても)現実世界の人物の名称を旧字体を新字体に変更する程度でほぼそのまま使用したハチャハチャSFです。主人公・横田順弥(ヨコジュン)は、作中では天才マンガ家になります。ちなみに、現実の横田順彌氏は、その後SF作家になりますが、ハチャハチャSFの第一人者になると言うおまけが付きます。
「涼宮ハルヒの溜息」作中作の「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」における登場人物と「現実世界」の人物との関係は、「超革命的中学生集団」の影響があると見ていいのではないでしょうかね。

ちなみに「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」の内容は、「超革命的中学生集団」と言うよりは「幻魔大戦」そのものではないかと思います。当然、こう見た場合、古泉一樹が東丈の役をしているのは間違いなく、他の配役もわたし的 涼宮ハルヒの解題を参考にしてもらえればよいのではないかと思います。