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涼宮ハルヒの憂鬱 無駄知識シリーズの記事一覧

NHK 受信料・受信契約に関する記事一覧

[日記/2007/May]

国営明石海峡公園に行ってきた / 2007-05-04 (金)

今日は、国営明石海峡公園淡路地区に行ってきました。連休中の家族サービスにつき、家族みんなで。

本当は神戸淡路鳴門自動車道の淡路サービスエリアにある観覧車に乗る予定だったのですが、おばあちゃんが乗らないと言ったので中止に。
国営明石海峡公園淡路地区に行くのは、淡路花博以来二度目となります。隣接地にあったものの、前回来たときは混雑のため入場をあきらめた兵庫県立淡路夢舞台温室 奇跡の星の植物館にも入場しました。

今日5/4は、国営明石海峡公園は入場無料でした(駐車場代は必要)。その場では無料になっている理由がよくわからなかったのですが、どうも閣議決定でみどりの日には国公立公園の無料開放を行う事になっているようです。
ニュースでは吹上御苑で自然観察会があったことが話題になっていましたが、他にも色々みどりの日関係の行事等があるようですね。来年の今日には、皆さんも是非近くの国立公園を訪れてはいかがでしょうか。
なお、吹上御苑の自然観察会については、テレビ等の他、皇居吹上御苑で初の観察会 陛下が発案、都心の森公開 - 北海道新聞(05/04 14:18)などの記事でも紹介されています。


[日記/2007/April]

わたし的 涼宮ハルヒの解題 / 2007-04-28 (土)

元々、今から書く文章は、なぜ今になって魔界大冒険のリメイク?中に、幻魔大戦のGENKENのことを書くべきところにネタで涼宮ハルヒシリーズのSOS団を書いただけのものでした。関連性について注釈を加え出すと、もうちょっとまとまった文章に書きたくなったため、切り離して独立させたのが「わたし的 涼宮ハルヒの解題」です。

なお、題名は少年少女科学倶楽部涼宮ハルヒの解題 から勝手に頂きました。涼宮ハルヒの解題では、『「涼宮ハルヒの憂鬱」は、ギャルゲーの文法をジュブナイルSFに持ち込んだものであり、同時に笹本作品のオマージュであり、神の物語である、というお話』について書かれています。

以下では、涼宮ハルヒシリーズは幻魔大戦のオマージュであると見て、涼宮ハルヒシリーズの団体・人名・イベント等を書いていき、それぞれの対応関係について書いていきます。一応注意はしていますが、以下でネタバレがあるかもしれませんのでご注意を。

 

 

 

SOS団

同じく文芸部を根城とする幻魔大戦のGENKENに対応。

GENKEN(超常現象研究会)は、文芸部の部室が空いているからと言う理由で文芸部の部室で発足します。一応、文芸部の分科会ということにされていますが、途中で学外団体に改組されます。

SOS団は、文芸部の部室に居候しています。短編で文芸部的活動をしたりしますが、文芸部とは組織上何の関係もありません。

涼宮ハルヒの憂鬱で、涼宮ハルヒがSOS団結成より前に超常現象研究会に言及しているのは、作者がこの辺を意識していると考えるべきなんだろうな?(涼宮ハルヒが言うには、涼宮ハルヒの通う県立北高にある超常現象研究会は、「実際に超常現象にあったことのないオカルトマニアしかいないつまらん部活」らしいですが。)

長門有希

同じく文芸部にいた幻魔大戦の久保陽子に対応。

久保陽子は文芸部員です。GENKENの面々に部室を好きに使わすために、GENKENを文芸部の分科会に仕立て上げます。主人公の東丈が好きなようですが、女の子が東丈の周りにどんどん集まるので、嫉妬したあげく大変なことになってしまいます。

長門有希は文芸部員です。SOS団の面々に部室を好きに使わせています。主人公のキョンのことが好きなようですが、キョンはハルヒとラブラブ?だし、みくるともいい感じなので、大変なことに??・・・って、こんな紹介でいいんかなぁ?

追加

名前は「ユキ」で、読みは幻魔大戦の杉村由紀と一緒です。
この読みの選択に長門有希の希望があると考えると、幻魔大戦も知っている人ならより楽しめそうです。

朝比奈みくる

時間移動できるので、幻魔大戦の杉村由紀とかお時とかのタイムリープ能力者に対応。

杉村由紀に対応する以上、朝比奈みくるは当然年上です。

ほくろがある理由は涼宮ハルヒの解題によれば、眉村卓の「なぞの転校生」を見ればわかるとのことですが、未読なのでノーコメントで。

朝比奈みくるが萌えのかたまりになったのは、たぶん幻魔大戦は関係ないと思います。

修正

幻魔大戦の杉村由紀は、タイムリープじゃなくて遠感能力一本槍か。上記記載を真幻魔大戦の杉村優里にすると、時間移動をするけれども年下だし。
まあいいや。幻魔大戦の杉村由紀も、時間移動に全く無関係かというと怪しいし。

涼宮ハルヒ

漫画家の竹本泉が描くあちこちの作品に出てくる女の子キャラの印象が強いキャラです。涼宮ハルヒの言動から考えても、この辺の元気な女の子キャラを連れてきたと考えるのが順当でしょう。

あえて幻魔大戦に関連づけするなら、家に帰れといわれても家に帰らず「おんまえに」とふざけて言っていた、末期がんから生還した奇跡の人郁姫とか、今考えるとどう見てもツンデレとしか思えないルナ姫(デレ見えてたかは記憶してないが)とか、その辺の人々に対応しているのですかね。

真幻魔大戦の後の方の巻に、郁姫(その前世だったかな)に対して、東丈の前世を匂わせる記述があるルシフェル君が「幻魔王として一生懸命仕事してるけど、周りのみんなはコピペばっかりしよるから俺すんげー隙でつまらへん。おまえなら何かすごいことしそうやから期待しとるで~。(超要約)」とか言ってたけれど、確かに涼宮ハルヒならその期待に充分以上に応えられるかも。

古泉一樹

眉村卓の「なぞの転校生」の影響があるそうですが、それはそれとして。

あえて幻魔大戦に関連づけするなら、誰だろう。田崎さんじゃないだろうし、幻魔に近づいていった江田四郎とかでもなかろうし。
でも、美形で女の子にも人気がある(例えば、アニメで文化祭の演劇で見に来ているのは女子ばかり)のを思い出してわかりました。

 

こいつ、実は幻魔大戦の主人公、東丈じゃね?

な、なんだってー!!(AA略

まず、超能力者だし。東丈といえば美形(除く映画)で、女の子がわらわらよって来ると決まっています。東丈は身長が不自由でしたが、古泉一樹は主人公運に見放されたかわりにその面では自由になったのでしょう。

そう言えば、涼宮ハルヒシリーズの作者の谷川流センセイも、インタビューで「主人公は超能力者の予定だった」と言っていたし。

キョン

キョンは涼宮ハルヒシリーズの主人公だけど、古泉一樹で幻魔大戦の主人公使ったから、もう該当するネタないや。

これだけじゃあんまりなんでちょっと解説。
たぶん、古泉一樹を主人公にして動かしても作者の思ったように動かなかったんで、別途主人公を調達したんじゃないのかなぁ。涼宮ハルヒの憂鬱の書き出しは、キョンの独り言ということになっているけど、どちらかと言えば、古泉一樹があの独り言を途中まで書いて逃げ出して、主人公をキョンに押しつけたんじゃないかと疑いたくなるほどです。
そもそも、東丈は幻魔大戦の作品途中で謎の失踪をしたままとなっていますから、古泉一樹が作品から失踪しなかっただけでも上出来か?

キョン妹

幻魔大戦の東丈のお姉さま、東三千子に対応。

妹になったのは、幻魔大戦の作者平井和正センセイが姉萌えなのに対し、ハルヒの作者谷川流センセイは妹萌えだったという話ですから、大きな問題はありません。(本当かよ)
朝比奈みくるが主人公の妹と仲がいいのは、杉村由紀が主人公の姉と仲がいいのに対応してたりするのかな。朝比奈みくるが年上なのにかわいいところばかり強調されているのは、主人公の家族が妹になっているのと同じく作者の趣味じゃないかと思います。

主人公が殺されそうになるイベント

涼宮ハルヒの憂鬱のエピソードで、キョンが宇宙人に殺されそうになっています。

これは、幻魔大戦1巻ぐらいでルナ姫が宇宙人ベガの手伝いの元、東丈の超能力を顕現するためにした手段に似ています。もっとも、涼宮ハルヒの憂鬱では、主人公のキョンではなく涼宮ハルヒのある種の能力(願望達成能力?)を顕現するための手段ですが。

主人公が潜在的超能力者であった幻魔大戦では、ここで超能力者として目覚めますが、涼宮ハルヒの憂鬱の主人公キョンは超能力者ではないので、結局長門有希に助けてもらう事になります。

とりあえずまとめ

涼宮ハルヒシリーズでは、アニメと小説の記述を総合すると大社中学校の立地場所に上ヶ原中学校の校舎・運動場を持って来ているなど、2つ以上の現実を混ぜたものを元にしていることがあります。ここに書いた元ネタにしても同じ事で、いくつかの作品に元ネタがあって、幻魔大戦もその一つなのでしょう。

上記以外でも、イベントなどを初め、ある程度関連づけできると思いますが、とりあえずはこの辺で。

追加

そもそも、この作品をメディアワークスや他の会社ではなく、角川書店のスニーカー大賞に送っているところからネタの仕込みが始まっていると考えるべきです(本当かよ)。
送った結果として本が作られる場合、通常は幻魔大戦と同じく角川文庫で出版されるでしょうからね。(ちなみに表紙に角川スニーカー文庫と書いてある本も、全て角川文庫です。角川スニーカー文庫のどの本でもいいですが、カバーをめくれば全て角川文庫と書いてあります。後、奥付の表記もそうですし、その次のページには角川書店創業者の角川源義の「角川文庫発刊に際して」があるでしょう?)
角川書店が現在も幻魔大戦を出版していたら、ここぞとばかりに関連書籍にあることないこと?書かせて宣伝して、幻魔大戦も一緒に売りまくるんじゃないかなあ。

変更点

2007年4月30日 23時頃

朝比奈みくるのところに修正点を追記。

2007年12月24日 17時頃

「長戸」→「長門」。お詫び代わりに長門有希のところに追記。
「とりあえずまとめ」に追記。

2019年5月26日 8時頃

「少年少女科学倶楽部」と「涼宮ハルヒの解題」のリンク先が別のサイトに変わっていたので、リンク先をアーカイブの方に修正しました。


[日記/2007/April]

本日は寒かったわけですが / 2007-04-04 (水)

本日は寒かったわけですが、そんなこんなでこんなニュースが。

東京都心で19年ぶり4月の雪、季節逆戻り(2007年4月4日19時06分 日経新聞)
4月の雪、東京都心で19年ぶり…寒さ5日まで(2007年4月4日20時43分 読売新聞)

これを見て、SHAMROCK(林原めぐみのアルバム)に入っている「4月の雪」とか、作詞・作曲の岡崎律子さんとかを思い出したので、SHAMROCKを棚の奥から発掘して聞いています。(ちなみにオリジナルは歌も岡崎律子)

なつかし~。

ちなみにgoogleさんによれば、「4月の雪」の検索10位までは全てベ・ヨンジュンが出演した映画で占められているので、世間的にはそちらを思い浮かべる人の方が多いのかもしれません。


[日記/2007/March]

なぜ今になって魔界大冒険のリメイク? / 2007-03-27 (火)

本当はもうちょっと前に書いていた記事なのですが、私的に色々と忙しかったので、本日公開となりました。

1984年に作られた 映画ドラえもん のび太の魔界大冒険 は、長編ドラえもんの中でも傑作のほうに入ると思うのですが、この作品は時代をよく反映していたのだろうと考えるわけです。当時は、「ノストラダムスの大予言」を「1999年に地球は滅びる」のような形で取り扱った書籍も結構売れてましたよね?(そういえばノストラダムスの大予言シリーズ書いていた五島氏は、今頃何してるんでしょうかね。)
魔界大冒険が映画公開される前年には、「ハルマゲドン接近」を宣伝文句に宇宙の消滅を企てる幻魔との超能力による戦いを取り上げた幻魔大戦がアニメとして映画公開されていますしね。

そういえば、手元にある小説版幻魔大戦の帯にあるアニメの宣伝文句は「角川初のアニメーション」となっています。今もやっている角川関連のアニメの原点は、映画の幻魔大戦ということになるのでしょうかね。なお、当時の角川書店の社長は角川春樹でした。1993年に薬やってたとかその辺の話で逮捕されて、角川書店の社長を退任しています。
脱線したついでにこのまま話を進めると、1998年に角川グループで製作された機動戦艦ナデシコのアニメ映画では、主人公主要登場人物の星野ルリの口から「草壁春樹、あなたを逮捕します」なんてセリフが出てくるのです。名前が春樹であることを意識して、わざと「逮捕」ってセリフにしたんだと勝手に思っているんだけど、考えすぎかなぁ?

さて、幻魔大戦の小説は、初めこそ映画と大差ない内容ですが、それが一段落した後の4巻から文芸部の部室でSOS団GENKENが活動をはじめ、それが新興宗教ぽい感じになっていき、学外団体になった上、10巻ぐらいになると「奇跡」でがん患者が完全治癒したりします。
一方、アニメのほうは銀河系外(だよね?)から来る幻魔と戦って勝ちましたみたいな話で終わりです。後、原作によれば主人公の東丈は美形らしいのですが、アニメのほうは・・・。まあ、実のところアニメの幻魔大戦はテレビかビデオで一回通しで見たかも怪しく、紹介もいい加減です。

幻魔大戦映画版の次の年に公開された魔界大冒険でも、時代の空気を反映してか満月博士が魔界接近説を唱えており、作中では実際に魔界が接近してきます。
魔界大冒険は、「ドラえもんのなかで幻魔大戦みたいなことをやったらどうなるか」を意識しつつ作られた部分もあるのではないかと思っています。幻魔大戦の原作までを意識するなら、時間移動に平行宇宙など、共通の要素がてんこ盛りになりますしね。さすがに新興宗教っぽい組織とかは出てきませんが、魔界大冒険には予知の目に勇者の姿を写させるようなそれこそ「勇者よ集え」みたいな感じの要素も入っていますし。

さて、よくわからないのは、なぜこのタイミングで魔界大冒険がリメイクされたのかです。1995年にサリンを地下鉄にばら撒いた麻原さんはともかく、1999年に「恐怖の大王」がいらっしゃるわけでもなく、21世紀も入って7年目。いまさら「ハルマゲドン」というご時世でもなかろうと思うのですが。
ハリーポッターなどの魔法もの人気に乗ったのでしょうか。確かに、ドラえもんで違和感なく魔法をぶっ放すには魔界大冒険の設定しかないでしょうし。それとも、ネタがないから過去の良作をリメークしてるだけですかね。謎です。


[日記/2007/March]

「おふくろさん問題」JASRACに飛び火? / 2007-03-11 (日)

「おふくろさん問題」は皆さんご存じでしょうが、簡単にまとめると、森進一さんが「おふくろさん」の歌詞の冒頭に、作詞家の川内康範さんの許諾を経ずに別の方に作ってもらった歌詞を付加してコンサート・紅白歌合戦等で歌ったことから、それを知った作詞家の川内康範さんが怒り、騒動になっているといった問題です。

ワイドショーなどによれば、「おふくろさん」作詞家の川内さんは、JASRACに対して森進一さんに歌を歌わせるなと申し立てたようです。(同じくワイドショーなどによれば、JASRAC側は、この件はJASRAC役員に対して私的にお手紙でお話があったのであって、JASRACへの正規の届出は無いとしているようです。)

私は、この話を初めに聞いたとき、JASRACが何と答えるかが見物でした。
なぜなら、今回の件に対し、JASRACが法的な立場をそのまま表明するならば、以下のように答えるのが正しいことになるはずだからです。

「特定の誰かに許諾しないような形態の契約は取り扱っていません。そのため、著作権料を払う限り、誰であっても使用可能です。著作人格権の問題は当方は関知しませんので、当事者間で解決してください。」

ところが、このような解答をすれば、作詞家の川内さんが怒ってJASRACから自分の曲を全て引き上げる可能性があります。場合によれば、JASRAC以外の音楽著作権管理団体に委託するかもしれません。
メジャーな楽曲について、JASRAC以外の音楽著作権管理団体が管理することは現在はあまりないようですが、このような事例を通して出てくると、他の曲でもJASRAC以外の団体が管理するようになるかもしれません。JASRACとしては、できれば避けたいことと考えるでしょう。

また、今回の川内さんの言い分(森進一氏には自分が権利を持っている曲の使用を許諾しないこと)を全面的に認めると、JASRACが各曲ごとに個別の条件を付ける前例ができることになります。他の作曲家、作詞家から、各曲ごとに個別の条件を付けるように求められたときに断るのは難しくなるでしょう。一度認めれば、金銭面でも個別の条件が主張される可能性がありますから、JASRACとしては避けたいと考えるでしょう。

このようなことから、この声明(「おふくろさん」のご利用について)の内容を初めにワイドショーで聞いたときは、「うまいこと逃げたな」と思ったものです。

後で、「おふくろさん問題」JASRAC見解の違和感。などを見て、著作人格権を管理していないJASRACが著作人格権について発言することに対する違和感を感じましたが、JASRACの至上命題は「曲を預かる条件を変えずに、作詞家の川内さんを怒らせない」ことなのでしょうから、まあ問題ないと認識しているのでしょう。
そもそも関係ないはずの著作人格権について発言したところで、著作人格権を所有する作詞家の川内さんの望む方向ですから、川内さんから苦情が来る心配は無いですし。また、森進一さんも、川内さんの許しがなければ歌わないと言っているようなので、そちらから問題となる事もないでしょうしね。

JASRACも色々と文句の言われる点のある組織ですが、JASRACが「特定の誰かに曲の使用そのものを許諾しない」という前例を作らなかったこと自体は評価してもいいと思います。JASRACが特定の人に曲の使用を許諾しない結果として、世間に知られた曲が歌えない人がいるというのは、一般的に考えるならば音楽文化の発展にいいこととは考えられないですからね。(著作者の許諾無く改変した曲を歌う件については、そもそもその曲が改変されたものであるかも含めて、別の方法で解決されるべき問題と考えます。)
まあ、「特定の誰かに曲の使用そのものを許諾しない」という前例を作らなかった動機の方は、JASRACの権益を守るためである可能性は強いのですが。