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涼宮ハルヒの憂鬱 無駄知識シリーズの記事一覧

NHK 受信料・受信契約に関する記事一覧

[日記/2007/November]

電脳コイル見ました / 2007-11-27 (火)

この前の3連休に、NHK教育テレビで放映している電脳コイルをまとめて見る機会があり、現在放映済みの25話までを見ることができました。(12/1に最終回らしい)

そもそも私がSF好きなこともあるでしょうが、なかなか面白い作品です。絵柄じゃなくて内容で楽しめるアニメは最近なかったような気がします。
まあ、最近はあまりアニメを見ていないので、他にもそのような作品はあるのかも知れませんが。

電脳コイルの作品中に出てくるウイルス駆除ソフト「サッチー」は、郵便局で使われるポストンなどのキャラクターに似た顔をしています。また、大黒市の郵政局なる組織の所属のようですし、さらには郵便局からサッチーが出てくる場面もあります。これは、郵政省が、郵便局事業の他、電気通信・放送行政を取扱う中央省庁だったことから来ているのでしょうね。

現実世界では小泉首相にやられた郵政省及び関係者を、作品の中だけでも公的機関として活躍することを通してなだめる鎮魂の作品です(嘘)。
そういえば、NHKも2001年までは認可事項等で必要があれば郵政大臣のところまで行っていたわけですから、郵政省に近いんですよね。


[日記/2007/November]

君が代の校内放送差し止め事件(笑) / 2007-11-18 (日)

小学校の時に放送委員会に所属していた事があります。今日はその話でも。

私がいた小学校では、毎日給食の時間に放送委員会が行う校内放送がありました。生放送で、あらかじめ作ってある放送原稿通りに放送を行っていました。確か、クラスで数名ずつ放送委員を集めており、2クラスぐらいの放送委員(4-5人程度)が1チームとなり、1週間ごとに担当チームを決めて校内放送を作っていたと思います。
生放送なので、自分のチームが放送を行う週は、給食を放送室で取りながら校内放送をしていました。

放送原稿は、チームの中で、日ごとに原稿を作成する担当者を決めて、その人が作成します。担当者が各コーナーや音楽ごとに時間を割り振った上で、顧問の先生に見せて許可を経てから校内放送することになっていました。
実際は、放送原稿作成前から固定で入っているコーナー(給食委員会が担当するその日の給食を紹介する時間など)があり、また、放送委員会が独自で作れる時間帯でも番組のテーマが決まっていました。
なお、週に1日だけテーマが自由の日があり、それが担当できるときは嬉々として取り組むことになるのですが、それはまた別の話。

そんな中、私が放送原稿を作っていると、どうしても1分程度時間が余ったことがあります。時間が余った場合、クラシックなどの音楽を流して時間を埋めることはよくあったのですが、1分程度の中途半端な時間を埋める曲はそう見つかりません。

そんなとき、ちょうど時間を消化できる曲に「君が代」があったのを思い出し、君が代を流す事を記載した放送原稿を先生に出したところ、「これはやめて」と言われて差し止められてしまいました。(笑)
今となっては、その当時の私がいかなる考えで、時間つぶしの曲として君が代を使うことを思いついたのか思い出せないんですよねぇ。国歌だからと言った理由ではなかったと思いますし。
あえて言えば、その前に運動会か何かの行事があって、君が代の演奏時間がどれぐらいかを把握していたのが原因なのではないかと思います。


[book/放送・有線放送]

NHK問題 / 2007-11-10 (土)

bookカテゴリは、本を読んで簡単なメモを書いていくだけのカテゴリです。
そのbookカテゴリ9冊目となる「NHK問題」は、新書でありながら内容は盛りだくさんな本です。

4章までで、今までの放送の歴史を振り返りつつ、公共性について色々な角度から論じています。
5章では民営化への反論をしています。6章では受信料不払い罰則化へ反論しつつ、どのような公共放送を目指すべきかについて記載しています。

4章にて、ラジオの共同聴取についてふれられていたのは、有線放送に興味を持つ私にとって、大いに参考になりました。

再読する必要は?

私にとって、NHKや放送の公共性について議論する際に、読み直した方がよい本ではないかと思います。


タイトル: NHK問題
著者: 武田 徹
出版社: 筑摩書房
発売日: 2006年12月
定価: 740円(+税)
ISBN-10: 4480063366
ISBN-13: 978-4480063366
目次: はじめに
第1章 「健やか」な日本のラジオ体操―共同性と公共性
第2章 電波監理委員会とウソの効用―組織と公共性
第3章 三木鶏郎と風刺のワナ―アイロニーと公共性
第4章 デジタル放送は何を変えるか―技術の公共性
第5章 何のための受信料制度か―民営化と公共性
第6章 「非国民」のための公共放送論―支配されず、支配しない公共性へ
おわりに

[book/放送・有線放送]

視聴者が動いた 巨大NHKがなくなる / 2007-11-09 (金)

bookカテゴリ8冊目の「視聴者が動いた 巨大NHKがなくなる」は、不祥事等でNHKが揺れた2005年に出版された本です。

NHKは2007年現在も存在するので、ちょっと大げさな題名をつけた感もありますが、NHKの問題点とその解決案を書いた本です。
問題点として色々取り上げられていますが、若い視聴者がNHKから消えていることを指摘している点は、(以前から指摘されているような気もしますが)類書になかったのではないかと思います。

再読する必要は?

私にとって、現在のところ再読する必要はありません。


タイトル: 視聴者が動いた 巨大NHKがなくなる
著者: 田原 茂行
出版社: 草思社
発売日: 2005年9月
定価: 1600円(+税)
ISBN-10: 4250850439
ISBN-13: 978-4250850431
目次: 序 章 視聴者が動いた
第1章 NHKはなぜ聖域の怪物となったのか
第2章 放送制度はなぜ穴だらけなのか
第3章 NHKにはなぜ金がたっぷりあったのか
第4章 NHKはなぜ権力となったのか
第5章 若い視聴者がなぜNHKから消えたのか
第6章 視聴者の出番!NHK改造計画

[book/放送・有線放送]

NHK受信料を考える / 2007-11-08 (木)

bookカテゴリ7冊目の「NHK受信料を考える」は、1985年に出版された本で、当時の受信料に関する考え方や問題点が指摘されています。

この本を見ると、現在NHKの問題点として指摘されている点の多くが、20年以上前から指摘されていることがわかります。

また、視聴者の参加を保証するために、視聴者代表からなる<放送民会>を設けること、それが収支予算、事業計画などを審議することを提案していますが、1980年代から現在まで特に制度変更がなかったことはみなさんご存じの通りです。

再読する必要は?

私にとって、現在のところ再読する必要はありません。


タイトル: NHK受信料を考える
著者: 稲葉 三千男
出版社: 青木書店
発売日: 1985年11月
定価: 1200円(+税)
ISBN-10: 4250850439
ISBN-13: 978-4250850431
目次: 第1章 複雑難解なNHK受信料の基本性格
第2章 同様に複雑難解なNHKの基本性格
第3章 電波3法の意義と放送法上のNHK
第4章 戦前の聴取料と戦後NHKの受信料
第5章 NHK支払い・不払いの現実と理論
第6章 ニューメディア時代のNHK受信料
第7章 受信料制度を中心にNHKへの提案
あとがき