この前の三連休中、諸事情で地方の公立中学校における生徒会費の相場を調べることにしました。
色々検索してみた結果、面白い資料が見つかりました。
文部科学省が行っている子どもの学習費調査です。
この統計は、「保護者が子どもの学校教育及び学校外活動のために支出した経費の実態をとらえ,教育費に関する国の施策を検討・立案するための基礎資料を得る」ために行われている、公立・私立の幼稚園から高校までを対象としたサンプル調査です。
最新のデータは、平成16年度「子どもの学習費調査」の 統計表一覧 - 学年(年齢)別,所在市町村人口規模(学科)別の学習費支出状況 - 中学生 の中の「学級・児童会・生徒会費」という項目にあります。
調べるまでは、中学校の生徒会費の相場は1人当たり月100円(年1200円)程度と思っていたのですが、人口規模が15万人未満の市町村では月500円(年6000円)程度ということになるようです。一つの中学校としてしなければならない生徒会行事への支出は、規模の小さい学校でもある程度は必要でしょうから、こんなものなのでしょうか。
しかし、この調査は平成10,12,14,16年度に行われているのですが、政令指定都市以外での「学級・児童会・生徒会費」のふれは結構激しいので、数字がどこまであてにできるかと言えば少々怪しいです。今まで考慮してませんでしたが、学級費の名目で費用を集める学校もあるかもしれませんしね。
後、政令指定都市・特別区の25%では、「学級・児童会・生徒会費」が0円というのもどうなんでしょうかね。中学の生徒会が大きな費用を動かす必要はないかもしれませんが、0というのはあまりにも活動が限定されるように思います。(支出率が75.7%なので、24.3%の学校では「学級・児童会・生徒会費」は集金されていないのです。生徒のうち25%が生徒会費を必要とされているのに払っていないという話ではないです。)
まあ、「その他の学校納付金」などで集めた後に生徒会に渡しているところもあるのかもしれませんが。